GLBの買取参考相場と傾向
メルセデス・ベンツ GLBは2020年に発売が開始されたばかりの車で、中古車市場には数が少ない傾向にあります。
輸入車ではありますがSUVの人気は非常に高く、査定基準が国産車とは違うとはいえ買い叩かれるようなケースはそれほどありません。
現在買い取られたGLBはそのほとんどが「GLB 250 4MATIC Sports」で、残価率90%を超えていますが、1回目の車検である3年落ちは今後徐々に下がっていくでしょう。
現在は台数が増えて来たこともあり、大幅に買取価格を落としているという数字もあります。
しかし、それでも中古車市場にはまだしっかりとしたデータを出せるほどの台数がないため、今後の動向次第では値上がりする可能性も考えられるでしょう。
査定前には洗車やワックスがけを怠ってはいけないことはもちろん、足回りの洗浄も忘れないようにしましょう。
SUVは悪路走行をメインに使われる車であり、サスペンションなどもそれなりに強化されたものが使われます。
しかし、石や泥が挟まってしまっているとその部分から劣化が始まり、大きな故障につながったケースもあります。
GLBも例にもれず、年式が新しいですが油断は禁物です。
もちろん簡単に故障するような車ではありませんが、万が一故障してしまえば買取どころの話ではなくなります。
日頃からの手入れを忘れずにしましょう。
内装に関してもきれいにしておきましょう。
GLBはSUVではありますが、それと同時に高級車でもあります。
内装にも高級感のある素材がふんだんに使われており、メルセデス・ベンツらしい1台に仕上がっていることは言うまでもないでしょう。
購入希望者の中には「メルセデス・ベンツのSUVが欲しい」という人もいます。
見た目や走行性能はもちろん、メルセデス・ベンツらしい高級感が欲しい人です。
メルセデス・ベンツには高級嗜好を求めるユーザーも多いため、シートの破れや汚れについてはきちんとチェックしておくことをおすすめします。
エンジンのコンディションは言うまでもありません。
車検や定期点検のときにはオイル交換はもちろんのこと、スパークプラグなどの状態もチェックしてもらいましょう。
ディーゼルに関してはスパークプラグはありませんが、どちらもエンジンのコンディションが悪ければ当然査定額は低くなります。
こまめなメンテナンスをしていれば不調を未然に防ぐことができるので、自分でチェックできない人は費用がかかったとしても専門の店でチェックしてもらいましょう。
GLBの買取時の注意点
メルセデス・ベンツ GLBの買取時の注意点は、何と言っても傷や汚れでしょう。
まだまだ年式が新しく、それほど査定額が落ち込む可能性は低いものの、やはり傷などの目に見えるポイントは非常に重要です。
また、メルセデス・ベンツの車であるだけに人気カラーの「ポーラーホワイト」を選択すると、汚れがひときわ目立ってしまうというデメリットも存在します。
それ以外でも「コスモブラック」では傷が目立ってしまうデメリットもあります。
当然、ほかのボディカラーであっても傷や汚れは査定では減点対象。
外観の美しさなどに注意を払わなければなりません。
傷に関しては大きさにもよりますが、輸入車というだけですさまじい減額をされてしまう可能性もあります。
乗り方はもちろんのこと、日頃から洗車やワックスがけを念入りに行うことが重要です。
GLBを高く買い取ってもらうコツ
メルセデス・ベンツ GLBは、日本市場に2020年に登場したばかりの高級SUVです。
フルモデルチェンジした2代目GLAとともに登場し、日本のアウトドアブーム・SUVブームと重なって高い人気を誇っています。
新車価格が高額であることからそれほど中古車市場では流通していないものの、今後中古車市場に増えていく可能性がある車でもあります。
そんなメルセデス・ベンツ GLBの人気グレードやボディカラー、オプションを解説します。
GLBの人気グレード
メルセデス・ベンツ GLBは2019年に本国で、翌年に日本に登場したばかりの高級SUVです。
メルセデス・ベンツ9台目のラインナップとして登場し、GLAのモデルチェンジとともに発表されました。
ラインナップされているグレードは以下の5種類です。
GLB 180
GLB 200 d
GLB 200 d 4MATIC
GLB 250 4MATIC Sports
Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC
グレードは5つありますが中古車市場には2種類しかなく、ガソリンエンジンかディーゼルエンジンかの仕様の違いだけになります。
排気量はどちらも2.0Lですが駆動方式に違いがあります。
ディーゼルエンジンの「GLB 200d」はFF(前輪駆動)のみのラインナップ。
ディーゼル特有の力強い走りが楽しめる反面、前輪駆動なのでSUVとしてアウトドアに使用するには難が残る人もいるでしょう。
維持費の面ではディーゼルに軍配が上がるものの、総合的なポテンシャルで言えばガソリンエンジンである「GLB 250 4MATIC Sports」に軍配が上がります。
どちらもターボを搭載しているため、排気量から感じるような弱さを感じることはありません。
中古車市場ではまだあまり数がないものの、ガソリンエンジンの「GLB 250 4MATIC Sports」が優勢と言った印象です。
背景にはディーゼル=環境に悪いという印象もあるでしょう。
決して「GLB 200d」の性能が悪いわけではありませんが、先入観からガソリンエンジンを新車購入する人のほうが多いです。
気になる買取相場の平均金額は、2022年9月現在で530万円程度。
グレードにもよるかもしれませんが、これよりやや前後すると考えておきましょう。
背景には、新車販売開始から年数があまり経過していないこと、流通台数もお世辞にも多いとは言えないことがあります。
販売開始から間もないため、中古車市場に流通している台数は決して多くありません。
さらに流通しているグレードもほぼ2種類となっていることから、今後上位グレードや下位グレードが増えてくればさらに買取価格は前後する可能性があります。
また、一般的に車の売り時は車検のタイミングと重なる3年・5年・7年と言われています。
新車価格から鑑みると3年落ちで市場に登場する台数は少ないと考えられるでしょう。
当面は同じぐらいの水準かやや下がる傾向が、それ以降はGLBそのものの人気によって前後する可能性があります。
GLBの人気カラー
メルセデス・ベンツ GLBのカラーラインナップは7色設定されています。
・ポーラーホワイト
・デジタルホワイト
・コスモブラック
・デニムブルー
・ギャラクシーブルー
・イリジウムシルバー
・マウンテングレー
この中で特に人気なのが「ポーラーホワイト」です。
無難なカラーでもあり汚れの手入れは大変ですが、高い高級感はGLBの大柄なボディをさらに引き立ててくれます。
そのほかは「コスモブラック」も人気です。
大柄なボディであるSUVにはブラックがよく似合うのはある意味常識になりつつあります。
存在感も抜群に高くなるので、人気が高くなりがちです。
無難カラー2色が人気のGLBですが、日頃からの手入れは必須です。
汚れや傷が目立ちやすいボディカラーなだけにわずかなポイントも査定員は見逃しません。
少しでも高く買い取ってほしいのであれば洗車やワックスをきちんとかけ、傷がつかないような使い方や対策を講じておくことをおすすめします。
GLBの人気オプション
メルセデス・ベンツ GLBの人気オプションは以下の5つです。
ナビゲーションパッケージ
カーナビ数編の機能がすべてパッケージになったオプション。価格は約20万円となっているがこのパッケージがないと10.25インチのディスプレイを使用できないため査定でも高評価になる可能性がある。
AMGライン
内外装をAMGと同様の使用にドレスアップするオプション。約30万円と非常に高額ではあるものの、見た目にもこだわりたいユーザーは多い。中古車市場でも当然人気がある。
AMGレザーエクスクルーシブパッケージ
AMGラインと同時にしか設定できないシートのオプション。ツートンの本革シートに変更されるため、車内のドレスアップ効果が期待できる。高級SUVというだけあり、本革シートに魅力を感じる人もいる。
レザーエクスクルーシブパッケージ
AMGラインとは別で装備できる本革シートへの変更オプション。ほかにも「アンビエントライト」「ブラウンウォールナットウッドインテリアトリム」もセットとなっている。
アドバンスドパッケージ
「ヘッドアップディスプレイ」と「アドバンスドサウンドシステム」が10個装備されるパッケージ。「ヘッドアップディスプレイ」の知名度は高くないが、視線を動かさずに道順がわかるため人気が高い。