スズキ ワゴンRの買取相場・査定価格

スズキ ワゴンRの車種サムネイル画像
スズキ ワゴンRの買取参考相場3.5万円 〜 191.4万円
下取り価格3.2万円 〜 185.6万円
年式1996年 〜 2023年
走行距離0km 〜 230,000km

※2025年12月現在

30秒でカンタン!【無料】査定申し込み

必須

選択してください

必須

選択してください

必須

選択してください

直近6ヶ月のセルカ最高買取額

ワゴンR

年式2025年6月 (0年落ち)/走行距離3 km/色パール/奈良県/2025年6月査定

179.9万円

ワゴンRのオークション実績

ワゴンRの買取参考相場と傾向

現在のワゴンRの買取相場は、年次改良や一部改良があまり多く行われないスズキ車らしく、10年落ちが一つの基準となります。

型式が10年落ちよりも古いと、1万~110万円程度。比較的新しければ、12万~170万円程度で推移しています。とはいえ、型式による影響は小さめです。数年違う程度であればほぼ同レベルの査定額となり、10年単位で異なってはじめて10万円以上の差が出るという状態です。そのため、型式を気にして査定を焦る必要はありません。

また、グレードによる人気差も比較的小さめです。一部のグレードは突出して高い価格帯になったり、逆に低い価格帯になったりという傾向がありますが、半分以上のグレードは5万~100万円程度の価格帯に収まっており、ほぼ同様の評価を受けています。

一方、走行距離は大きな影響を与えます。14万km台以下であれば100万円以上の値が付くケースが少なくありませんが、15万km以上の場合、状態が良くても70万円程度までの価格に納まるのが一般的です。

6代目(MH35、55、85、95系)の買取相場

2017年2月にフルモデルチェンジが行われ、現在まで販売が続いているモデルが6代目となります。ワゴンRにおいて6代目は現行モデルとなるため、比較的買取相場が高めです。一方で、歴代モデルが5年程度で世代が変わっている中、6代目は販売期間8年とロングセラーであるため、年式にやや幅が出ています。

具体的な価格相場の目安は、20~170万円です。年式が古いほど査定額は下がるものの、20万円ほどの価格にはのぼりやすい点が特徴です。世代によっては、状態が悪いと数万円程度の価格にしかならない場合があるため、世代全体として高値をキープしているほうといえるでしょう。なお、6代目内での年式による価格差は小さめであるため、過度に気にする必要はありません。

ただし、同世代内でのグレードの人気差は、ワゴンRの中では比較的大きめです。グレードについての詳細は後述します。

また、走行距離にも注意が必要です。現行型であるため高額査定になりやすいのが6代目の特徴ですが、走行距離が過度に長い場合は相応に査定額が低くなってしまいます。

5代目ワゴンR(MH34、44系)の買取相場

5代目ワゴンRは、現行の前世代にあたるモデルです。ただし、現行モデルがロングセラーであるため、前世代といっても型式は8年以上古いものになってしまいます。

世代後期に生産された車両であれば、12万〜120万円程度が買取相場となります。一方、世代前期に販売された車両は、5万〜100万円ほどの価格帯です。新しい方が価格帯が高いのは事実ですが、それほど大きな差が付いているわけでもありません。

グレードも複数の種類がありますが、ほとんどは同程度の価格帯と捉えてかまいません。特別仕様車の「20周年記念車」も、特別高額査定となるわけではなく、他のグレードと同様の水準です。

ただし、廉価グレードの「FX-E」のみ買取相場が6〜79万円になっており、やや価格帯自体が低くなっています。

4代目ワゴンR(MH23系)の買取相場

4代目ワゴンRは、2008年~2012年まで販売されていた世代です。

大きな差ではないものの、2010年より前か後かで、若干価格帯に差が出ます。2010年以降の車両は15年落ちまでの型式であり、価格帯は5万~85万円程度です。一方、2009年以前の車両は16年落ち以上となり、より古い印象が強まるためか、買取価格相場が1~58万円まで下がります。状態によっては査定額が1万円に満たない車両もあります。

グレードによる人気差も、価格帯にはほぼ影響しておらず、おおよそ3万~80万円の価格帯に納まるケースがほとんどです。

特別仕様車としては「FXリミテッドⅡ」「FX-Sリミテッド」「リミテッド」「リミテッドⅡ」など4種類のモデルが販売されました。ただし、突出して高額というわけではなく、買取価格相場としては3~70万円ほどに納まるケースが多いです。希少性からの高額査定は、あまり見込めないと捉えておきましょう。

3代目ワゴンR(MH21、22系)の買取相場

3代目ワゴンRは、2003年~2008年まで販売されていた世代です。

2005年以前の型式になると20年落ちとなりますが、3代目ほどの古さになると、どの型式であっても値段への影響はほぼ出ません。グレードや年式、特別仕様車かどうかを問わず、買取価格相場はおよそ8~60万円の査定額になります。

4代目以降のモデルと比べて、台数自体がぐっと減ってしまう点も特徴です。現在、4代目以降の世代は、いずれも中古車市場で2,000台近くかそれ以上の数の車両が流通しています。しかし、4代目は400台に満たない台数が残っているのみとなっています。

ワゴンRの豆知識

概要

ワゴンRは、軽自動車界に革命をもたらした一台として有名です。

従来の軽自動車は「狭い」「パワーが足りない」というイメージを抱かれていました。そういった負の印象を、「乗る人を最優先し、快適で使い勝手のよいパッケージングを追求」というコンセプトで開発し、背の高いボディや大型ドアなどの採用によってくつがえしたのがワゴンRです。登場するや一気に爆発的なヒットとなり、発売から3か月後には軽自動車初となる「’93-’94 RJCニュー カー オブ ザ イヤー」に選ばれて、長らく大ヒット軽自動車の座を維持。「トールワゴン」という一つのジャンルを築き上げた、華やかな経歴を持っています。

その後、ワゴンRを皮切りにさまざまな軽自動車が競って開発された結果、競合モデルがひしめく時代を招いてしまいました。現在は「ワゴンR一強」といえる時代が、すでに過ぎた状態です。

とはいえ、未だに根強い支持があることも事実です。軽自動車の人気ランキングなどでTOPの座こそ譲るようになりましたが、一定の人気は継続的に確保できています。

歴代モデルすべてでMT車を必ずラインナップしている点も、大きな特徴であり、支持層がいることの根拠です。AT車にどうしても馴染めない人にとっては、スポーツカー以外の乗用車MTは貴重な存在。スズキの軽で唯一MTの選択肢を残している点は、ワゴンRがスズキの基幹車種であることを示しています。

よって、セーフティサポートなど高評価のオプションがついている、人気グレードである、走行距離が短いなど、加点につながる要素があれば、高額査定は十分期待できるでしょう。

ワゴンRを高く買い取ってもらうコツ

ワゴンRを高く買い取ってもらう重要なコツは、状態が良いことやグレードが人気であることなど一般的なポイントに加え、できるだけフルノーマルな状態であることが重要です。オプションは加点要素となりますが、純正品のパーツであることが前提です。

ワゴンRはカスタマイズ好きの愛好家からも高い支持を得ているため、中古車の中にしばしばカスタム済みの車両が混じります。しかし世間的には、カスタムされている車両より、ノーマルな状態の車両のほうが人気です。カスタムが査定時に加点要素となるのは、カスタムパーツが高価かつ希少とはっきりわかる場合に絞られます。

よってまとめると、カスタムされているよりもフルノーマルな状態か、ノーマルに近い状態へと復元されているほうが高額査定を期待できます。お金をかけて状態を戻す必要まではありませんが、カスタムしていると査定額が下がりやすいことは考慮しておきましょう。

ワゴンRの人気グレード

ワゴンRの人気グレードで特に主要なものは、以下の2つです。

いずれも現行(6代目)のグレードです。昨今は、環境性能の高さが高評価につながっています。そのため、上記に限らず、どの車種・グレードでもハイブリッドの車両は需要が大きく、高額査定が期待できます。

特別仕様車では、25周年記念車である「ハイブリッドFZリミテッド」が高額査定になりやすく、買取相場は30〜190万円をマークしています。ただし、同時に発売された「ハイブリッドFXリミテッド」は状態が良くとも150万円ほどまででおさまることが多く、特別に需要が大きいのは、あくまで「ハイブリッドFZリミテッド」のほうだけといえるでしょう。

ハイブリッドFX

ハイブリッドFXは、6代目への移行に伴い新設されたミドルグレードです。従来のグレードである「FX」をベースにマイルドハイブリッドシステムを搭載し、「ハイブリッドFX」として販売されました。

環境性能が向上しただけでなく、軽量・高剛性の新プラットフォーム「ハーテクト」を採用したため、2駆のJC08モードで33.4km/Lという燃費性能を誇っている点も特徴です。衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用している、運転席前方のダッシュボードにヘッドアップディスプレイを採用し走行状態が表示されるようにしているなど、安全性についてもアップデートされています。

価格帯は20〜175万円であり、高額をマークしています。前述した通り「ハイブリッドFX リミテッド」という特別仕様車も販売されましたが、こちらのほうが価格帯としてはやや下です。そのため、ハイブリッドFXの需要がいかに大きいかが、よく伺えるでしょう。

ハイブリッドFZ

ハイブリッドFZも、6代目への移行に伴い新設されたグレードです。従来のグレードである「FZ」をベースにマイルドハイブリッドシステムを搭載し、「ハイブリッドFZ」となりました。

ハイブリッドFXがミドルグレードであるのに対し、ハイブリッドFZは上級グレードの位置づけになります。FXとの違いは装備にあり、リアにスピーカーが2つある、ステアリングが本革巻である、最適なドライビングポジションを得られるチルトステアリング機能があるなど、快適性や高級性を向上させる装備が、標準搭載されています。

一方、価格帯は20万程度〜175万円ほどです。高額といえる価格帯ではありますが、一方でミドルグレードであるハイブリッドFXとは差がない状態です。一般的にはグレードと比例して査定額も向上しますが、ハイブリッドFX・FZは例外となる点に注意しましょう。

なお、前述した通り、FZも後年に「ハイブリッドFZリミテッド」という特別仕様車が販売されました。こちらは特別仕様車らしくより高額な価格帯となっています。

ワゴンRの人気カラー

ワゴンRの人気カラーは、以下の3種類です。

上から白、黒、グレー系統で、ピュアホワイトパールとスチールシルバーメタリックは有償カラーです。にも関わらず希望する人が多いことからも、人気の高さがわかります。

いずれもいわゆる無難なカラーですが、ビビッドなカラーに比べて乗り手を選ばないため、中古車市場では高い人気があります。現在、ワゴンRの支持者層の年齢が比較的高いことも、無難なカラーが重宝される理由の一つでしょう。

カラーバリエーション自体は豊富であり、レッド、ブルー、オレンジ、イエローなどさまざまなカラーがあります。上記3種以外では、いわゆるこげ茶色に該当するアーバンブラウンも人気です。

ワゴンRの人気オプション

ワゴンRの人気オプションは、以下のようなものが該当します。

カメラパッケージは前後左右のカメラがセットになったものであり、ドライブレコーダーは前後の映像を記録する機器です。どちらも純正品のナビゲーションと連動できます。フロントパーキングセンサーはセンサーが障害物を検知して知らせるオプションで、縦列駐車などの際に役立ちます。

いずれも、安全性を向上させるためのオプションです。ワゴンRに限らず、安全性向上のオプションは買い手に人気があるため、高額査定につながります。

フロアマットやドアバイザーは、機能性を高める装備です。フロアマットは足下に敷くマットで、取り外し可能であるため、車内をきれいに保ち掃除をスムーズにしてくれます。種類はさまざまですが、一番安いものでも装備されていると喜ばれます。また、ドアバイザーは雨の日の換気時など、少しだけ窓を開けておきたい場合に便利です。外から見ると完全に閉じているように見えるため、駐車時に開けておきたい場合も防犯上の安心感があります。

クールスタイルはハイブリッド FZ専用の、スポーティーさが向上するオプションです。イルミネーションセットはフロアやドアハンドルなど各部位のイルミネーションのセットで、間接照明となるため高級感が出ます。

この2つは、見た目の高級感を向上させるためのオプションです。見た目関連のオプションは加点にならない車種もありますが、ワゴンRではこういったオプションも比較的人気を集めています。

ワゴンRの歴史

初代 CT21S/51S/CV21S/51S型(1993年 - 1998年)

初代ワゴンRは、「乗る人を最優先し、快適で使い勝手のよいパッケージングを追求」というコンセプトで販売開始されたモデルです。前述しましたが、ワゴンR登場以前の軽自動車は狭く、走行性が低いというイメージがありました。

しかし、ワゴンRは大人4人がゆったり乗れる居住スペースを確保し、排気量も657ccと当時の軽自動車としては高水準で開発されて、販売されました。従来の軽自動車につきものであった弱点を克服し、自動車史に残る一台となったのです。

1993年の9月に販売開始となり、3ヶ月後の同年12月には「93〜94 RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことからも、当時の爆発的人気がうかがえます。軽自動車でこの賞を受賞したのは、ワゴンRが初となります。

軽自動車の規格に沿いつつ、狭さを克服するために、セミボンネットの軽ワゴンスタイルが採用されました。これにより、人が広さを感じられるだけでなく、荷物の積載や人の乗り降りもスムーズになりました。

発売スタート時の初期モデルは、右1ドア、左2ドアの3ドアタイプだった点も特徴です。ただし、その後マイナーチェンジを繰り返し、最終的には現代と同じ5ドアになった状態で、フルモデルチェンジを迎えました。

また、後年カタロググレードとして追加されるワゴンR RR(ダブルアール)が初めて登場したのもこの頃です。ただし、この時点ではRRは特別仕様車という扱いでした。ワゴンRのスポーツモデルとして開発されており、専用外観パーツやエアロパーツが装着されています。後に「スティングレー」と呼ばれるモデルの前身となるクルマになりますが、ここから4代目になるまではRRの名称で親しまれることになります。

2代目 MC21S/11S/22S/12S型(1998年 - 2003年)

2代目は1998年に発売されました。

きっかけは1998年10月に行われた軽自動車規格の改定で、これに対応するべくフルモデルチェンジが行われた形です。

この頃には、すでにワゴンR以外にもさまざまな人気軽自動車が開発・発売されていました。結果として、ワゴンRをはじめ「アルト」「ジムニー」が同時にフルモデルチェンジしたほか、「Kei(ケイ)」が新発売され、4種の軽自動車が一斉に発売されることになりました。

また、ワゴンR RRが、特別仕様車でなくカタロググレードとして登場した点も特徴です。よりスポーティーなモデルというコンセプトはそのままに、角型4灯ハロゲンヘッドランプや大型フロントグリルによって見た目がより個性的で精悍な印象になっています。フロントにベンチレーテッドディスクブレーキを採用して制動力を高めるなど、走行性能も上がっており、スポーティなモデルというにふさわしい仕上がりになっています。

2代目ワゴンRは「つよく、やさしく、のりやすく」をキャッチフレーズに開発されました。安全性能が大きく向上した点が特徴であり、衝突時、つぶれながら衝撃を吸収する「軽量衝撃吸収ボディー」が採用されました。

同時に走行性能も向上させています。最小回転半径が4.6mから4.2mに縮小して、さらに小回りがきくようになったほか、エンジンは街中での発進を前提に、低速でもスムーズに回るよう改良されました。

1998年10月から販売が開始され、翌月の11月には海外を含む累計生産台数100万台を達成しました。翌年の1999年3月には国内に絞った累計生産台数も100万台を達成しており、当時の勢いがうかがえる実績となっています。

さらに2001年5月には、国内累計販売台数150万台を達成しています。これは、およそ2年と2か月の間に50万台もの車両が新しく生産された計算になり、ここからも当時のヒット具合がうかがえます。

3代目 MH21S/22S型(2003年 - 2008年)

3代目のワゴンRは「様々なユーザー、様々な使用シーンに対応した万能型ワゴン」をコンセプトに発売されました。

より室内スペースを広げるため、スクエア型のデザインが再び採用され、屋根が高く広くなりました。最小回転半径もさらに小さくなり、より小回りが効くように変化しています。プラットフォームも新開発のものに切り替わり、サスペンションや車体構造が改良されて乗り心地が向上したほか、軽量化に成功して燃費性能も向上しました。

また、軽自動車初の直接噴射式ターボエンジンが「RR-DI」グレードに搭載された点も特徴です。衝突安全性も大きく改良されており、軽量衝撃吸収ボディー「TECT」や、運転席・助手席エアバッグが装備されました。

07年には、エアロカスタム系グレード「スティングレー」が初登場。以降ワゴンRのエアログレードとして、現行モデルまで継続してラインナップされています。黒を基調にした精悍な見た目となっており、ディスチャージヘッドランプが搭載されました。また、3種のグレードにそれぞれ異なるエンジンが搭載されています。「DI」には高出力かつ環境性能の高い直噴ターボエンジンが、「T」には中低速域に強いMターボエンジンが、「X」には環境性能、燃費、走行性能のすべてをバランス良く両立させた VVTエンジンが採用されました。

人気としても、2代目に引き続き好調に売上を伸ばしていました。フルモデルチェンジ直前のタイミングで5年連続軽No.1を達成しており、さらに国内販売台数も300万台に届いていました。

4代目 MH23S型(2008年 - 2012年)

4代目のワゴンRは若干路線変更されました。従来は快適性重視の開発方針になっていましたが、4代目では「快適 スタイリッシュ ワゴンR」がコンセプトになり、快適性に加えてデザイン性も両立させた仕上がりになりました。

快適性としては、ホイールベース、室内長、前後乗員間距離がさらに拡大されたため、より居住スペースに広い印象を抱くようになりました。プラットフォームとサスペンションも新開発され、操縦性と乗り心地、静粛性が向上しています。

デザインについては、一目でワゴンRとわかることをベースに仕上げられており、ノーマルは親しみやすさを、同時発売のスティングレーは個性の主張を、それぞれ重視したデザインになりました。

エンジンもより改良されたものになっており、自然吸気エンジンと新開発ターボチャーの2種類が採用されました。燃費は自然吸気が23.0km/L、ターボチャージャーが21.5km/Lを達成しており、高性能な水準といえます。

販売台数も引き続き好調をキープしており、2009年次の「RJC カー オブ ザ イヤー」を受賞するなど世間的評価も高く、多くの支持を集めました。

5代目 MH44S/44S型(2012年 - 2017年)

5代目のワゴンRは、「軽ワゴン低燃費No.11新世代エコカー」がコンセプトとなり、環境性能を重視したモデルとなりました。

ワゴンR5代目を機に、スズキは環境に配慮したものづくりの技術開発に注力していく方針を発表しました。環境技術、低燃費化技術、軽量化技術などの新技術を「スズキグリーン テクノロジー」と総称し、以後該当技術を駆使して商品開発を進めていくことになり、5代目ワゴンRはその第一弾となりました。

低燃費化技術である「ENE-CHARGE(エネチャージ)」、「新アイドリングストップシステム」、「ECO-COOL(エコクール)」が搭載されている点が、大きな特徴です。当時としては軽自動車初の機能であり、グレードを問わず全車に3種全ての機能が実装されました。エネチャージは減速時にエネルギーを効率よく回収する機能です。新アイドリングストップは、減速時アクセルを離した時点から燃料をカットしはじめ、一定以下の速度になると自動でエンジンを停止します。エコクールは、アイドリングストップ時エアコンが送風運転になると、風が搭載された蓄冷材を通ることで冷風となるシステムです。室内の温度上昇を抑える効果があります。

デザインは従来のワゴンRを踏襲したもので、前代から引き続き軽量化や広い居住スペースの確保にも配慮されています。

評価は悪い物ではなく、一定の支持を集めました。ただ、販売面では、従来と同レベルの勢いとはいえなくなったのも5代目からです。現在、軽自動車の世界で首位の座にあるホンダN-BOX」が発売されたのもこのタイミングで、他にも競合となるさまざまな軽自動車が支持を集めはじめたため、長らく保持していた新車販売台数ランキング1位の座から降りてしまいました。

6代目 MH45S/55S型(2017年 - )

現行となるのが6代目ワゴンRです。

機能性とデザイン性の両立が開発方針となり、外観において3種のデザインを用意したことが登場時に話題となりました。FAとHYBRID FXは四角型を押し出したデザインに、HYBRID FZは上下2段のラインを設定してスポーティーな印象になりました。スティングレーはメッキ加飾とブラックパール塗装のフロントグリルや専用のフロントバンパーが採用され、存在感と迫力がより強くなるようデザインされています。

発進時モーターのみで走行できるマイルドハイブリッドシステムの搭載と、新プラットフォーム「ハーテクト」への刷新が大きな特徴です。また、デュアルセンサーブレーキサポートやヘッドアップディスプレイなど様々な先進技術が搭載されたことで、安全性能もぐっと向上しました。ワゴンRの大きなアピールポイントである居住スペースの広さも維持し続けられており、荷物開口幅がさらに拡大するなど利便性が向上しています。

現在ワゴンRの状態としては、販売台数などで1位こそ取れていないものの、売上は一定水準を維持しており、未だ根強い人気があるといえます。実際に2023年には、シリーズでの国内累計販売台数500万台を達成しました。

ワゴンRが首位を奪われた理由としては、ワゴンR自体が悪いというより、現状のトレンドがワゴンRからやや外れているとみなすのが正しいでしょう。

現在軽自動車で人気となる要素は、全高1700mm以上とし居住性を向上させた「ハイトワゴン」である点と、「スライドドア」です。実際に、上記2つの要素を兼ね備えたスズキのスペーシアは、高い人気を誇っています。どちらもワゴンRらしさとは異なる要素であるため、ワゴンRにとっては向かい風です。

とはいえ、今でも軽自動車の世界で、売れ筋TOP10に入るほどの支持を集めていることは変わりません。根強いファンも多数おり、新車・中古車共に需要が大きい状態は継続していくと考えられます。

コラム編集部
監修セルカ編集部中古車査定のエキスパートが車の買取に関するお得な情報をご案内いたします。詳細はこちら>

車買取のおすすめコラム

お役立ちコラム一覧はこちら

セルカが選ばれる理由

セルカが選ばれる理由について
詳しくはこちら

セルカ独自の流通フロー

セルカは、従来の中古車流通で発生していた中間業者の介在をなくし、ムダなコストを削減!
浮いたコスト分、より高く車を売却できるチャンスがあります。

一般的な車買取とセルカの違い
セルカオークションの仕組みについて
詳しくはこちら

ご利用の流れ

ご利用の流れについて
詳しくはこちら

30秒でカンタン!【無料】査定申し込み

お車の情報

必須

選択してください

必須

選択してください

必須

選択してください

お客様の情報

必須
必須
必須
必須
必須

利用規約個人情報の取り扱いに同意の上

icon_phone
電話はこちら
受付 : 9:00〜19:00
icon_bord_white
30秒で完了!
無料査定を依頼する