熱狂的な盛り上がりを見せた年初の祭典「東京オートサロン2024」 印象的だった11モデルはこれだ!

熱狂的な盛り上がりを見せた年初の祭典「東京オートサロン2024」 印象的だった11モデルはこれだ!

2024年1月19日

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かつてはチューニングカーやカスタムカー だけが集まるイベントだった、新年の風物詩ともいえる東京オートサロン。ここ最近では国産輸入問わずメーカーの出展が増え、新型車のお披露目に使われる場合も多く見られるようになっています。そこで今回は、会場で初公開された新型車とカスタムカーで特に印象に残ったモデルを、筆者の独断と偏見で11台紹介! 2024年最初のクルマの祭典を、幕張メッセの熱狂ぶりと一緒にお届けします。


新型車編

・ヒョンデ アイオニック5 N/NPX1

ヒョンデが日本でも販売しているBEV(電気自動車)のアイオニック5に、まもなく(24年春予定)追加される予定のハイパフォーマンスバージョンが、アイニック5 Nです。

Nは、モータースポーツ直系のブランドとしてヒョンデが世界中に展開しているハイパフォーマンスブランド。生産拠点のナムヤン(韓国)と、開発拠点のニュルブルクリンク(ドイツ)の頭文字が由来となっています。アイオニック5 Nにも、Nの名に相応しい609ps/740Nmというハイスペックが与えられ、0→100km/h加速はなんと3.4秒! 車重2トン超えとは思えないほどの強烈な走行性能が味わえます。

会場の展示ブースには絶えず人だかりができて、まともに撮影もできないほど大人気のアイオニック5 Nでしたが、隣にはもっとスペシャルなモデルが登場していました。全身にカーボンパーツを贅沢に奢った、パフォーマンスコンセプト「NPX1」がそのクルマの名前。まったく予告がなく、会場でのサプライズ発表でしたが、個人的には今回一番驚いたモデルです。

年が明けて、1月2日に本国でオフィシャル撮影がされたばかりだというこのスペシャルモデルは、東京オートサロンが世界初公開の場となりました。将来的に追加する予定のNパフォーマンスパーツを組み込んだ、メーカーワークス純正のフルコンプリートカーです。

フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、リアウイングスポイラーなどのエアロパーツはリアルカーボン製で、ホイールもカーボンハイブリッド構造。サスペンションも専用セッティングが施され、ドライビングを最大限に楽しめる仕様となっています。

こちらは発売予定などすべて未定ですが、将来的に登場が楽しみな存在です。

・日産 アリアNISMO

クロスオーバーSUVのBEV、アリアにもフラッグシップスポーツのNISMOが登場。日産ブースのサプライズとしてお披露目されました。EV NISMOのフラッグシップモデルという位置付けであり、他モデルのNISMOグレード同様、専用のエクステリアやホイール、内装が奢られ、セッティングももちろん専用。最高出力が10%アップされ、NISMOモデルらしい走行性能が味わえます。

すでに乗った日産関係者に聞いた話では、アリアのどのグレードよりも乗り心地がよかったそうで、意のままに操る感覚はまさにNISMOだとのこと。BEVにファントゥドライブを求める人にとって、魅力的な選択肢になりそうなモデルです。

発表ではグレード体制まで明かされ、スタンダードのB6とハイパフォーマンスのB9の2本立て。両グレードともに4WDのe-4ORCE仕様となります。登場時には多くのバックオーダーと納期遅延が重なり問題となったアリアでしたが、今回NISMOグレードを発表したことは現在の生産体制の目処が立ったということでしょう。登場時期は、24年春ごろを予定しています。

・メルセデス・ベンツ Eクラス

オートサロンを発表の場に選んだクルマは数あれど、こんなにビッグネームが登場するとさすがに驚きます。メルセデスの基幹モデル、Eクラスのフルモデルチェンジモデルがお披露目されました。

いまやEクラスのような5m級のビッグセダンでも、4気筒を積む時代。新型6代目Eクラスは、発表された全グレードに2.0Lの直4ターボを搭載します。メルセデスの電動化戦略に基づきすべてのグレードがハイブリッド化され、マイルドハイブリッドを組み合わせたE200と同ディーゼルのE220d、そしてPHEV(プラグインハイブリッド)のE350eの3グレードが展開されます。セダンのほかにステーションワゴンも同時に発表されましたが、こちらはマイルドハイブリッドのみのラインナップとなっています。

FRらしい伸びやかなプロポーションのエクステリアも魅力的ですが、コックピットの斬新さには驚く人も多いかもしれません。センタークラスター部から助手席前まで一枚のガラスで覆われたダッシュボード上に、センターと助手席側の2枚の大型ディスプレイが内蔵される「MBUX スーパースクリーン」が初採用されています。第3世代へと進化したAIインフォテインメントシステムのMBUXとともに、世界最先端の先進性を感じられるインテリアといえるでしょう。

この発表と同時に新型Eクラスは受注を開始。発売は24年2月を予定しています。

・トヨタ GRヤリス

WRC(世界ラリー選手権)で圧倒的な強さを見せ、選手権3連覇を達成したGRヤリス ラリー1。そのホモロゲーション(認証)モデルでもあり、さまざまなモータースポーツ参戦用の車両として2020年に登場したGRヤリスのマイナーチェンジモデルが発表されました。

1.6L3気筒ターボ+電子制御4WDという組み合わせは継続されていますが、今回はここに8速AT車が加わります。これは制御ソフトウェアをスポーツ走行用に最適化した「GR-DAT」というトランスミッションで、開発は過酷なラリーの現場で実際に使用し、進められました。併せてエンジンも34ps/30Nmのパワーアップが施され、304ps/400Nmへと向上。冷却性向上のクーリングパッケージ、サーキットモード付きのドライブモードセレクトなども加えられ、GRヤリスの過激な走行性能がさらに底上げされています。

外装では、フロントバンパーの形状が変わり空力性能と冷却性能を向上。リアのコンビネーションランプは左右をつなげたテールランプが特徴的な新意匠へと変更されています。

そして一番変わったと思わせるのは、内装のデザインでしょう。センタークラスターとディスプレイがドライバーの方へと15度傾けられ、まるで80型スープラを彷彿とさせるような、メーターフード&センタクラスター一体型へとダッシュボードのデザインが大きく変わりました。このデザイン変更は、競技中ハーネスを締めた状態でも各種スイッチに手が届きやすいように考慮された結果。開発に参加したプロドライバーの意見が採り入れられたデザインです。

加えて、ラリーシーンからフィードバックされた縦引き型のサイドブレーキレバーを新採用。シフトレバーと並列するドライバー側に、垂直方向へレバーが立てられた形状へと移設されました。ラリーやジムカーナなどサイドブレーキを多用する競技で、ステアリングから手を離す時間の短縮を狙った装備です。

まさに競技に特化したウエポンとも呼べるべき進化を遂げた、GRヤリス。発売は24年春ごろを予定しています。

・アルピーヌ A110Rチュリニ

ライトウエイト・ミッドシップスポーツのA110(エーワンテン)に、特別な1台が登場しました。その名も「A110R チュリニ」。チュリニとは、ラリー・モンテカルロで使われる名物峠の名前で、1973年WRC初代チャンピオンの先代A110をオマージュする名称だといえます。

F1で培われたエアロダイナミクスや、カーボンパーツによる軽量化、ハンドリング性能に優れた専用シャシーなどで、シリーズ中もっともスパルタンな走行性能を有するA110Rがベース。その過激さはそのままに、より乗り心地に優れたアルミホイールを装備した、究極のロードゴーイングカーに仕上がっています。ボディカラーは、ほかの豊富なオプション同様オーダー生産プログラムに対応していますので、自分の好みに仕上げられることも特徴です。

日本への初回導入台数は24台で、価格は1550万円。購入申し込みはアルピーヌ正規販売店で、1月12~21日までの期間で受付されます。申込みが多数の場合は抽選販売となるようです。


カスタムカー編

・レクサス GX550 OVERTRAIL JAOS ver.

まもなく発売されるランクル250のレクサス版がGXですが、レクサスではあまりイメージのわかないオフロードカスタムを施していたのが、かなりのインパクトでした。そして想像以上にカッコいい! オフロード系のカスタムブランドとして有名な「JAOS」が手がけるだけあり、きれいな仕上がりです。レクサスのオフローダーもアリなのだと思わせるには十分すぎるほど、ナイスなカスタムでした。

・トヨタ アルファード/ヴェルファイア

ジムニーやハイエースに次いで数が多かったのではと思うほど、今回のオートサロンで多く見かけた、新型40系のアルファード/ベルファイア。定番カスタムのシャコタン系やエアロ系だけでなく、ラグジュアリー系も目立っていた印象です。トヨタ系チューナーのトムスブースには、レクサス版のLMが早くも登場していました。どのブースでも、外国人のギャラリーが真剣に説明を聞いていた場面が多く見られました。

・トヨタ GRカローラ タイプTK

現在では日本人唯一のWRCドライバー、勝田貴元選手がプロデュースしたトムスのGRカローラ。派手なエアロに5本出しマフラーと、聞くだけだとさぞかしイカついクルマと思われがちですが、実車はいい意味でそこまででもありませんでした。むしろエアロがカッコよく決まっている印象です。ダウンフォースだけでなく排熱効率も考慮された、エアロダイナミクス性能を重視したデザインというのが通には嬉しいポイント。このカスタムはありと思わせるセンスのよさが光るカスタムカーでした。

・スズキ スーパーキャリイ マウンテントレイル

まるでバギーのようなオフローダー軽トラをスズキが作ってきました。窓もドアもない軽トラなんて、さすがに初めて見ました(笑)。しかもフルバケットシートまで装着し、全身はロールケージで覆われています。荷台にはあおりすらありません。商用車ではなく遊びにも使える軽トラを目指して開発された、究極の山遊び用アウトドアギアです。こんな軽トラ、あったら楽しそう!

・S-FR コンバーチブル

埼玉自動車大学校が制作したカスタムカーです。ベースはマツダ ロードスターのNC型。デザインモチーフは、名前からも分かる通りトヨタがかつて開発を進めていたコンパクトスポーツのS-FRです。本来のS-FRはもっと小さなエンジンのエントリーモデルでしたが、S-FRコンバーチブルはNCベースなので2.0Lエンジンとなります。S-FRのファニーなデザインがしっかりと残されながらも、オリジナリティのあるコンセプトカスタムカーに仕上がっていました。


番外編

・トヨタ カローラWRC

今回のオートサロンで、個人的に一番驚いたクルマでした。まさか本物が見られるとは! 

カローラWRCは1997~99年までトヨタワークスのTTE(トヨタ チーム ヨーロッパ)が走らせていたWRカーで、99年にはWRCのマニュファクチャラーズタイトルを獲得しています。生産台数があまりに少なく日本に本物は現存していないと思っていたら、まさか2023年に徳島トヨタが譲り受けていました。

この個体はTTEがワークスで走らせWRCでカルロス・サインツが実際にドライブした記録が残る、正真正銘本物のワークスカー。ボンネットが開けられてたので、後方に傾けられたエンジンも確認できました。非常に貴重な1台を見られて、感激でした!

<文=青山朋弘 写真=日産/トヨタ/青山朋弘>


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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