あの「タイプR」から受け継いだ〇〇でスポーティに進化!? 伝説のスペシャリティクーペ「ホンダ プレリュード」が華麗に復活! 

あの「タイプR」から受け継いだ〇〇でスポーティに進化!? 伝説のスペシャリティクーペ「ホンダ プレリュード」が華麗に復活! 

2025年9月19日

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◆元祖スペシャリティカーが復活!

1980年代から90年代にかけて日本の景気がずっと上向きな頃、国産各メーカーからはさまざまなタイプのクルマが登場していました。今ではあまり見かけなくなってしまった2ドアクーペのラインナップも充実しており、なかでも「スペシャリティカー」と呼ばれるジャンルのクルマが一番輝いていた時代でした。ホンダ プレリュードも、そんなスペシャリティカーのうちの1台。1978年に登場した初代から5代にわたって2001年まで生産されていた、ホンダの名車です。

スペシャリティカーとは、ピュアスポーツカーほどの絶対的な運動性能までは持ち合わせず、その分室内の上質感や快適性に重きを置いたクルマのこと。どちらかといえば、GTカーに近いジャンルのクルマともいえます。そんなスペシャリティカーも、2025年現在ではあまり生産されておらず、風前の灯火ともいえるジャンル。そこにあえて挑むホンダがチョイスしたのは、かつての名車「プレリュード」の名称を復活させることでした。ホンダからの発表は2025年9月4日に行われ、翌9月5日より販売開始となっています。

◆先進的かつグラマラスなクーペスタイル

6代目となる新型プレリュードは、2023年に開催された「ジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)2023」でプロトタイプがお披露目され、その存在が公となりました。それから2年を経て、ほぼその姿形は変わらずデビューを飾っています。開発においては、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とした「UNLIMITED GLIDE」をコンセプトに掲げ、優雅に滑空するかのような高揚感と非日常感を感じられるクルマを目標としました。

歴代プレリュードからの伝統でもある、低くワイドなスタイリングはしっかりと継承され、伸びやかでスタイリッシュなクーペフォルムが特徴的なエクステリア。ボディ形状が、これまでの2ドアノッチバッククーペではなく、3ドアファストバッククーペへと変わっていることも特徴のひとつです。前後フェンダーがグッと張り出したグラマラスな造形のなかに、薄型のヘッドライトや横一文字のテールランプなど、先進的なデザインが施されています。

インテリアにもプレリュードの伝統は生かされています。低い水平基調のダッシュボードがもたらす広い視界は、この6代目にも継承されました。ネイビー&ホワイトの2トーンカラーが採用され、シートには本革とプライムスムースのコンビが使用されるなど、高級感も演出。厚みのあるフロントシートは、運転席と助手席のホールド性を変える異例のセッティングが施され、快適性重視の設計も変わらず受け継がれています。大きな開口部のハッチゲートは荷物の出し入れがしやすく、使いやすい設計。ラゲッジルームは、ゴルフバッグが2個入る積載量を誇ります。

◆初採用の新型トランスミッション「S+ Shift」

ホンダは、この6代目プレリュードを発表するにあたりスペシャリティカーという言葉を用いずに、あえて「スペシャリティスポーツ」と表現しています。その理由は、パワートレインやシャシーなどのメカニズム面に投入されている最新技術に由来していました。

まずパワートレインには、ホンダ自慢の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をチョイス。シビックやアコードと同型である2.0Lの高効率エンジンと2つの電気モーターが搭載され、トランスミッションにホンダ初の新技術が導入されています。「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」は、まるで有段変速車のような仮想の8段変速機能を追加。ストロングHEV(ハイブリッド車)としては異例ともいえるダイレクト感のある変速レスポンスを実現し、ドライブの楽しさを提供します。

S+シフトには、グライダーの滑空をイメージさせる「コースティング機能」も追加されました。これは、アクセルオフの際にニュートラルにしたような抵抗感のない走行をする機能で、輸入車のHEVなどでよく見られます。ペダル踏み替え操作の負荷軽減や、燃費の抑制にもつながる機能で、実際にカタログ数値ではスポーティカーとしては異例の23.6km/L(WLTCモード)という好燃費をマークしています。

◆スペシャリティスポーツに相応しい高性能シャシー

そして、このスポーティなパワートレインを最大限に活かすシャシーには、なんとシビック タイプR用がベースに選ばれました。さらに各部には、デュアルアクシス・ストラットサスペンション(フロント)、アダプティブダンパーシステム(電子制御可変ダンパー)、高応答ステアリングシステム、等剛性ドライブシャフト、ブレンボ社製大容量ブレーキ(フロント)、高剛性19インチ大径ホイールなどを採用。世界最速FFカーの超高剛性シャシーにプレリュード専用セッティングを施し、レスポンスに優れたハンドリングとスムーズな乗り心地を実現しています。

さらに、アコードやシビックにも搭載されたコーナリング時の旋回性能を劇的に引き上げる「アジャイルハンドリングアシスト」は、ブレーキング時まで制御範囲を広げたアップデートバージョンを初採用。ADAS(先進安全運転支援システム)のホンダセンシングにもプレリュード専用セッティングが施されるなど、スペシャリティスポーツに相応しい先進装備の数々を搭載。これまで時代時代の最先端技術が惜しみなく投入されてきたプレリュードの歴史に恥じない充実の装備内容となっています。

◆高額な価格設定の理由とは?

クーペボディの車種が皆無だったホンダのカーラインナップに、新たに加わったプレリュード。まさに現在のフラッグシップクーペと呼ぶに相応しい存在ですが、車両価格も617.9万円からと高額な価格帯に設定されました。なぜここまで高額になったのか、その理由を探るべく装備諸元を調べると一目瞭然の内容でした。先述のホンダセンシングはもちろんのこと、そのほかにも以下のアイテムがすべて標準装備とされているのです。

・Google搭載9インチホンダコネクトディスプレイ+ETC2.0車載器
・10.2インチデジタルグラフィックメーター
・BOSEプレミアムサウンドシステム(8スピーカー)
・ホンダ S+シフト
・メタル製パドルシフト+減速セレクター
・アクティブノイズコントロール
・アダプティブダンパーシステム
・本革&プライムスムースコンビシート(運転席+助手席)
・シートヒーター(運転席+助手席)
・19インチノイズリデューシングアルミホイール

まさにフルオプション仕様ともいえる内容で、実際に選択できるメーカーオプションはほぼ皆無(ネット専売の2トーンカラー仕様を含めたボディカラーのみ)。チョイスできるのはディーラーオプションのみという状態です。これだけの充実度でしたら、先述の価格設定にも納得できる人も多いのではないでしょうか。加えて、月間販売計画台数が300台と少なめに設定されていることからも、一気に流通するとは考えにくく、リセールもしばらくは安定すると予想されます。

クーペとは本来こういうものと言わんばかりの、まさに威信をかけた存在として華麗に復活した6代目プレリュード。現在のホンダの最新技術がすべて味わえるような1台に仕上がっているその内容は、かつてのプレリュードオーナーも、新たにプレリュードを知った世代も、満足できるでしょう。気になった人は、Honda Carsで初の展開となるレンタカーでひと足先に体験してみるのも一つの手。こちらのレンタカー展開は、全国のHonda Carsディーラー(一部)で受付を開始しているようです。

<文=青山朋弘 写真=ホンダ>


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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