エルグランドにかかる税金の種類と支払う時期
エルグランドの所有者が納めるべき主な税金は、毎年5月に支払う「自動車税(種別割)」と、車検のタイミングで一括納付する「自動車重量税」です。これらは法律によって定められた義務であり、車両のスペックに応じて金額が変動する特徴があります。
毎年5月に払う「自動車税(種別割)」
自動車税は、毎年4月1日時点での車検証上の所有者に対して課せられる税金です。
納税通知と期限
- 通知時期:毎年5月初旬に、車検証に登録されている住所へ納税通知書が郵送されます。
- 納付期限:原則として5月31日までに納付する必要があります。
車検時に払う「自動車重量税」
自動車重量税は、車両の重さに応じて課される税金で、次回の車検までの期間分を前払いする形で納付します。
納付のタイミング
- 新車購入時:3年分をまとめて納付します。
- 継続車検時:2年分をまとめて納付します。エルグランドは車両重量が2トン前後に達するため、重量税の区分も上位の枠に該当します。
購入時に一度だけ払う「環境性能割」
環境性能割は、中古車や新車の購入時に、その車両の燃費性能に応じて課税される税金です。かつての「自動車取得税」に代わって導入されたもので、燃費基準の達成度合いによっては非課税となるケースもあります。
【排気量別】エルグランドの自動車税はいくら?
エルグランドの自動車税はエンジンの排気量に応じて算出されるため、2.5Lモデルと3.5Lモデルでは年間の納税額に13,500円の差が生じます。
現在の税制では、2019年10月1日以降に初回登録された車両には引き下げられた税率が適用されますが、エルグランドの多くはそれ以前の登録車両であるため、旧税率が適用されるケースが一般的です。
エルグランドの自動車税額一覧(13年未満の場合)
排気量 | 区分 | 2019年9月以前の登録 | 2019年10月以降の登録 |
2.5Lモデル | 2.0L超〜2.5L以下 | 45,000円 | 43,500円 |
3.5Lモデル | 3.0L超〜3.5L以下 | 58,000円 | 57,000円 |
エルグランドのフラッグシップである3.5Lモデルを選択した場合、毎年の税負担は6万円近くに達することをあらかじめシミュレーションしておく必要があります。
【要注意】13年経過したエルグランドは税金が重くなる
初年度登録から13年が経過したエルグランドは、環境負荷が大きいと見なされ、自動車税と重量税の双方が段階的に増税されます。これを「経年車重課」と呼びます。
エルグランドの第2世代(E51型)や、第3世代(E52型)の初期モデルを所有、あるいは中古で購入検討されている場合は、この増税額が維持費の大きな負担となります。
自動車税が約15%増税される「重課」の仕組み
自動車税は、ガソリン車の場合、13年を超えた時点から概ね15%加算されます。
13年超の自動車税目安
- 2.5Lモデル:約51,700円
- 3.5Lモデル:約66,700円
13年・18年経過で上がる「自動車重量税」の負担増
重量税も同様に、13年および18年経過のタイミングで税額が加算されます。エルグランド(車両重量2トン以下を想定)の場合、継続車検時の2年分重量税は以下の通り変化します。
経過年数ごとの重量税(2年分)
- 13年未満:32,800円
- 13年経過:45,600円
- 18年経過:50,400円
このように、13年を境に法定費用だけで年間数万円単位のコストアップが生じるため、古い年式のエルグランドを維持し続けるかどうかの重要な判断基準となります。
エルグランドの税金・維持費を安く抑える5つのコツ
法定費用である税金自体の金額を下げることは困難ですが、支払い方法の選択や関連する維持費の最適化によって、トータルの出費を効果的に削減することが可能です。
1. クレジットカード・スマホ決済でポイント還元を受ける
現代の納税において最も手軽な節税策は、キャッシュレス決済の活用です。
- スマホ決済:PayPayや楽天Payなどの「請求書払い」を利用することで、ポイント還元を受けられる場合があります。
- クレジットカード:手数料がかかるケースもありますが、還元率の高いカードを使用すれば実質的な負担を軽減できます。
2. 任意保険を見直して固定費を削減する
税金という「削れない固定費」がある以上、保険料の最適化は必須です。
- ダイレクト型保険への検討:代理店型からダイレクト型に切り替えるだけで、年間数万円の節約になることも珍しくありません。
- 車両保険の見直し:年式が古くなったエルグランドの場合、車両保険の金額設定を現状に合わせて見直すことが肝要です。
3. 車検の「基本料金」を相見積もりで安くする
税金や自賠責保険(法定費用)はどこで受けても同じですが、車検基本料は業者によって大きく異なります。
- 民間車検場の活用:ディーラー車検は安心感がありますが、費用が高くなりがちです。カー用品店や車検専門店での見積もりを比較しましょう。
4. 適切なタイミングで売却・乗り換えを検討する
税金は4月1日時点の所有者に課されるため、売却を考えている場合は3月中に手続きを完了させることが鉄則です。また、13年経過の重課が始まる前に高年式のモデルへ乗り換えることで、長期的な維持費を抑制できるケースもあります。
【損をしないために】エルグランドの税金に関する注意点
税金の未払いや手続きの遅れは、単なる金銭的負担増にとどまらず、公道を走行できなくなるなどの深刻なリスクを招きます。
自動車税を滞納した場合のペナルティ
自動車税を期限内に納付しない場合、延滞金が発生するだけでなく、車検を一切受けることができなくなります。
- 延滞金:納付期限から日数が経過するほど加算されます。
- 差し押さえ:督促を無視し続けると、銀行口座や給与などの財産が差し押さえられる法的措置が取られます。
4月1日時点の所有者ルール
自動車税は「4月1日時点の所有者」に1年分が課税されます。
- 3月中に売却・廃車:4月以降の税金はかかりません。
- 4月2日に売却:たとえ車を手放していても、その年度の1年分を一度全額支払う必要があります(売却先との契約により精算される場合もあります)。
自動車税の還付制度
年度の途中でエルグランドを「抹消登録(廃車)」した場合は、既に支払った自動車税のうち、残りの月数分が月割りで還付されます。ただし、名義変更(売買)の場合は還付の対象にはならない点に注意が必要です。
まとめ|エルグランドの税金を正しく把握して賢く維持しよう
エルグランドの維持には、排気量に応じた4万円から7万円弱の自動車税、そして車検ごとの重量税という小さくない負担が伴います。特に「13年経過」による増税は、年式の古い中古車を検討する際に見落とせないポイントです。
しかし、納税方法の工夫や任意保険の精査、そして売却タイミングの見極めといった対策を講じることで、エルグランドの誇る圧倒的な居住性と走りの質を賢く享受し続けることが可能です。本記事の内容を参考に、自身のエルグランドの年式と排気量に合わせた維持費シミュレーションを行い、納得のいくカーライフを送ってください。



