【いま買えるディーゼル車一覧付き】驚愕の燃費性能! 最新クリーンディーゼル車の現状と性能、そしてリセール【マツダCX-60試乗】

【いま買えるディーゼル車一覧付き】驚愕の燃費性能! 最新クリーンディーゼル車の現状と性能、そしてリセール【マツダCX-60試乗】

2024年7月8日

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欧州を中心に広がり日本でも人気を誇る、クリーンディーゼル車。フォルクスワーゲンが発端となった排ガス不正問題の「ディーゼルゲート」は、ほかのメーカーにまで飛び火し欧州でのディーゼルは一気に下火となりましたが、ここ日本ではまだまだ人気が続いています。今回は現在のディーゼルエンジン車の性能や、リセール情報などクリーンディーゼルの現状を最新ディーゼル車の試乗を交えながら詳しく掘り下げていきます。

■ディーゼルエンジンとは?

まずは、ディーゼルエンジンの基本とメリット・デメリットを軽くおさらいしておきましょう。ディーゼルエンジンはガソリン車と同様に内燃機関ではありますが、燃料と燃焼方式が違います。ガソリンではなく軽油を燃料とし、シリンダー内での着火は圧縮点火方式となることが特徴です。ガソリン車のように点火プラグを持たない構造ですので、消耗品でもある点火プラグが不要になります。燃料代も含め消耗品が少し安価になる、これがディーゼルの大きなメリットです。

もちろんデメリットもあります。なかでも重量増はいろいろなところに影響します。クリーンディーゼルはエンジン周辺の補器類が多くなるため、ガソリンエンジン搭載車と比較して車重が重たくなります。その差は車種にもよりますが、およそ50~100kg。大人1人分重たいと考えて間違いないでしょう。重量が増えれば、燃費が悪くなったりタイヤの消耗が早くなったり、場合によっては重量税の課税額が変わったりします。

そしてクリーンディーゼル車といえど、排気ガスの問題は尽きません。ガソリン車と同等、もしくはそれ以上の厳しい排気ガス基準をクリアしないと認可はおりませんので、排気ガスの浄化フィルター類を搭載しなければなりません。補器類の多くは、こういった排気ガス浄化システムです。DPFと呼ばれるフィルターは、走行距離が多くなるにつれ目詰まりしますのでメンテナンスが必要。尿素を使用するフィルターにはアドブルーという尿素水溶液が必須ですので、補給代もかかります。

これらのデメリットがあるにも関わらず、日本でのクリーンディーゼル車人気はまったく衰えません。その理由は、燃費のよさと燃料代の安さという通常の維持費が低く抑えられるメリットが大きいからです。では、最新のディーゼルエンジンはどのくらい燃費がよいのでしょうか。実走行で燃費を計測して、検証してみました。

■最新ディーゼルの驚くべき性能!

今回の燃費計測に使用したのは、国産メーカーではディーゼルシェアNo.1のマツダが販売する最新ディーゼル搭載車「CX-60」。国産乗用車では唯一のディーゼルハイブリッドや、PHEVなど、電動車のラインナップが豊富なクルマですが、この計測ではあえてディーゼルエンジンのみの仕様をチョイスしました。グレードはXD Lパッケージの2WD。SUVでは珍しいFR車です。

ディーゼルエンジンの低燃費性能の真骨頂は、高速巡航時です。ということで、今回は高速道路を中心に測定。もちろん一般道も計っていますが、距離が短めですので参考程度にお考えください。

まずは高速道路での燃費結果です。都内近郊から群馬県安中市まで往復の関越自動車道を中心とした高速道路で実測しました。往路は速度を最高速度100km/hに設定し、130kmを走行。平均燃費21.9km/Lをマークしました。そして復路では速度を大型トラックに合わせた90km/hに設定。同じく133kmほど走行した結果は、なんと24.4km/Lでした。このクルマのカタログ値はWLTCモード燃費が19.8km/L、WLTC-H(高速道路)モードで21.9km/Lです。行きはほぼカタログ値、帰りは大幅に上まわる結果となりました。

ちなみに一般道での実測燃費は、17.8km/L。安中市から高崎市までの郊外バイパス路や山の中の峠道などさまざまな道路を90kmほど走行した結果です。カタログ値は前述のとおり19.8km/Lですので、少し下まわりますが、WLTC-L(市街地)モードの16.4km/Lは超えることができました。

いずれにせよ、車重1840kgの大型SUVとしては優秀な燃費といえるでしょう。そして燃費性能と併せて特筆すべきは、その動力性能。マツダのスカイアクティブ技術が存分に生かされている3.3Lの直6ディーゼルターボは、231ps/500Nmを発生。特にトルクは1500回転から500Nm出ている低回転モリモリタイプなので、一般道・高速道路問わず運転がラクチンです。動力性能に不満を感じる場面は、今回まったくありませんでした。燃費と走りを両立させたディーゼルエンジンだといえます。

■リセール面でも有利

ディーゼル車の人気が高いことは、新車だけにあてはまることではありません。中古車市場でもクリーンディーゼル車は高値で取引されることが多くなっています。なかにはマツダ CX-5のように、ディーゼル車のほうが圧倒的に市場の流通台数が多い場合は価格差が少なくなるものの、昨今のクリーンディーゼル車は需要が高いこともあり買取の条件がいいケースが増えています。

現在の中古車価格で例をあげると、ガソリンとディーゼル両方がラインナップされているBMWの現行3シリーズでは、同じ年式で比較してガソリン車とディーゼル車の平均は約40万円ほど差があります。同じく、マツダ3、プジョー3008、ボルボXC60などで比較しても、最低でも10万円以上の開きが確認できます。中古車市場での価格差は買取にも大きく影響しますので、ディーゼルが有利となることは多いと考えてもいいでしょう。

■いま買えるクリーンディーゼル車一覧

ガソリンエンジン車とはひと味違う加速感、そして低燃費性能を実感できるクリーンディーゼル車。国産車よりも輸入車のほうが選択肢が多くなっていますが、輸入車メーカーも徐々にディーゼル車を減らしています。この先クリーンディーゼル搭載車が新車で購入できなくなる可能性もありますので、購入タイミングの見極めが必要になるでしょう。ここからは、24年6月現在日本で購入できるクリーンディーゼル車(乗用車のみ)を紹介します。

※価格は限定車や特別仕様車を除くディーゼルグレードのみ(2024年6月20日現在)

●トヨタ
ランドクルーザー300 760.0~800.0万円
ランドクルーザー250 520.0~735.0万円
ランドクルーザー70 480.0万円
ハイラックス 407.2~431.2万円
グランエース 642.1~672.1万円

●三菱
トライトン 498.1~540.1万円
デリカD:5 415.7~462.2万円

●マツダ
マツダ6 338.3~451.9万円(生産終了、店頭在庫のみ)
マツダ3 286.9~334.2万円
マツダ2 195.6~262.2万円
CX-60 353.7~567.1万円
CX-5 322.9~422.5万円
CX-30 305.1~352.4万円
CX-3 279.6~303.8万円

●BMWアルピナ
D4 S 1400.0万円
D3 S 1325.0~1365.0万円
XD4 1530.0万円
XD3 1298.0万円

●メルセデス・ベンツ
Sクラス 1556.0万円
CLS 1017万円
Eクラス 921.0~1098.0万円
Cクラス 734.0~865.0万円
CLA 592.0~602.0万円
Bクラス 564.0万円
Aクラス 553.0~580.0万円
GLS 1530.0万円
GLE 1268.0~1525.0万円
GLC 858.0~898.0万円
GLB 694.0万円
GLA 640.0万円
Vクラス 926.0~1330.0万円

●BMW
8シリーズ 1430.0万円
7シリーズ 1598.0万円
5シリーズ 890.0~960.0万円
4シリーズ 768.0万円
3シリーズ 728.0~764.0万円
2シリーズ 532.0~568.0万円
1シリーズ 508.0~538.0万円
X7 1390.0~1430.0万円
X6 1198.0万円
X5 1290.0万円
X4 862.0万円
X3 790.0~978.0万円
X1 620.0万円

●アウディ
A7 880.0万円
A6 795.0~883.0万円
A5 647.0~733.0万円
A4 620.0~686.0万円
Q8 1088.0~1211.0万円
Q7 1042.0~1098.0万円
Q5 716.0~811.0万円
Q3 531.0~581.0万円
Q2 423.0~460.0万円

●MINI
カントリーマン 513.0万円

●フォルクスワーゲン
パサート 561.8~699.7万円
ゴルフ 388.6~471.9万円
T-ロック 479.9~504.3万円
ゴルフトゥーラン 501.2~533.1万円

●DS
DS4 540.9~581.4万円
DS3 514.0万円

●プジョー
308 435.6~479.6万円
2008 454.3万円
リフター 436.8~455.0万円

●ルノー
カングー 419.0万円

●シトロエン
C5エアクロス 574.1万円
C4 430.0万円
C3エアクロス 406.8万円
ベルランゴ 422.7~455.4万円

●アルファロメオ
ステルヴィオ 753.0~809.0万円

●フィアット
ドブロ 399.0~429.0万円

●ランドローバー
レンジローバー 1895.0~2264.0万円
レンジローバースポーツ 1221.0~1533.0万円
レンジローバーヴェラール 949.0~1155.0万円
レンジローバーイヴォーク 726.0~799.0万円
ディスカバリー 998.0~1236.0万円
ディスカバリースポーツ 757.0~827.0万円
ディフェンダー 905.0~1499.0万円

●ジャガー
XF 867.0~908.0万円(新規受注終了、国内在庫のみ)
Fペイス 927.0万円
Eペイス 768.0~811.0万円

●ジープ
コマンダー 597.0万円

<文=青山朋弘 写真=BMW/青山朋弘>


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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