軽自動車の白ナンバーはもう発行できない? 図柄入りナンバープレートの種類や交付料など取得最新情報【2024年版】

軽自動車の白ナンバーはもう発行できない? 図柄入りナンバープレートの種類や交付料など取得最新情報【2024年版】

2024年3月2日

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ここ数年、白いナンバープレートの軽自動車を多く見かけるようになりました。あの白ナンバーの正体は、ご当地ナンバーとセットで紹介されることも多い「図柄入りナンバープレート」。地方運輸支局が交付する、誰でも購入できるナンバープレートです。しかし、2024年2月現在では、軽自動車に登録車のような無地の白いナンバーは取り付けできません。その理由と現在交付できるナンバープレートを解説していきます。

■軽の白ナンバーはいつから始まった?

そもそもの発端は、19年に開催されたラグビーワールドカップの記念プレートでした。日本で開催される世界的規模の大会を記念して、大会公式ロゴを入れた特別ナンバープレートが期間限定で発行されました。ラグビープレートは図柄入りの最初ということもあり、当時はあまり広く認知されていなかったためあまり多くは普及していません。むしろ、その後に発行された20年の東京オリンピック・パラリンピック開催記念のプレートのほうが急速に広がりを見せました。これが軽自動車の白ナンバー増加の要因です。

この2種の特別プレートは、登録車だけでなく軽乗用車(黄色地)や事業用(緑地)も白地になることが特徴でした(事業用は白地に緑枠付き)。寄付の有無で柄が付くかどうかが分かれましたが、人気になったのは右上にロゴのワンポイントのみが入る白地で無地の寄付なし版でした。特に軽自動車ユーザーからは人気が高く、通常のナンバープレートにプラスで交付料が必要であるにもかかわらず多くの需要を生みました。

現在では、ラグビー仕様とオリンピック仕様は手に入りませんが、図柄入りナンバープレートとして3種類が残り、こちらは現在も交付ができます。

・地方版図柄入りナンバープレート(2018年9月10日~)
・全国版図柄入りナンバープレート(2022年4月18日~2027年4月30日)
・大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート(2022年9月26日~2025年12月26日)
※( )内は交付申請受付期間

この3種に共通することは、それまでは事業用のみであったカラー枠が軽自動車にも付いてしまう点です。

■軽自動車用の白ナンバーは入手不可

現在の図柄入りプレートは、基本は白地でイラストが入るデザインであるものの、以前のような無地の白ナンバーは選べません。必ずカラーもしくはグレーで図柄が入ってしまいます。そして、軽自動車には黄色、事業用には緑の枠がそれぞれ追加されます。白地ベースでもこの2種はカラー枠が付くことにより、ひと目で認識できるようデザインが変更されました。

現在は自家用登録車、事業用登録車、自家用軽自動車が対象で、事業用軽自動車と二輪車は対象外です。軽自動車以外の2種には、中板と大板が用意されています。なお、字光式のナンバープレートは選べません。

ここからは、24年2月現在で交付できる図柄入りナンバープレートの3種類を詳しく紹介していきます。なお、地方版以外の2種は期間限定の特別仕様ナンバーとなっています。申請期限にはご注意ください。

■地方版図柄入りナンバープレート

その地域の風景や観光資源を図柄にした地方版図柄入りナンバープレートは、18年10月から交付が始まりました。文字通り「走る広告塔」になることが目的で、その地方の活性化を目的にしているナンバープレートです。

06年から始まったご当地ナンバープレートとの親和性が高く、多くはその地域の有名な景観地や名産品がデザインされています。18年10月のスタート時には41地域でしたが、20年5月には第2弾として17地域が新たに加わりました。

23年10月には第3弾として10地域が加わりましたが、それまでは既存ナンバーの運輸支局地域だけとなっていた範囲が、都道府県単位にまで広げられたプレートも選択できるようになりました。以下の5種は、該当の都県で登録されるクルマであればどの表示地名でも交付できます(例:とちぎのいちご図柄は宇都宮・とちぎ・那須の栃木県内登録ナンバーすべてが対象)。

交付手数料は地方によって開きがあります。地方版は登録車の中板が7380~9100円、軽自動車が7410~1万10円です(24年2月現在)。この料金はモノトーン版で、フルカラーにする場合は追加で寄付金が必要になります。

■全国版図柄入りナンバープレート

公募されたデザインから選ばれた、全国どこでも交付できる図柄入りナンバープレートです。地方版の設定されていない地域では、現状この全国版と後述の万博デザインから選ぶ形になります。22年4月より交付が始まり、期間は5年間とされています。

デザインテーマは「日本を元気に!」「立ち上がれ!美しい日本」。日本全体で立ちあがろうという思いが込められています。全国47都道府県の県花をモチーフにした図柄が盤面のセンターにデザインされました。

交付手数料は地方によって開きがあります。全国版は登録車の中板が7700~9200円、軽自動車が7720~1万10円です(24年2月現在)。この料金はモノトーン版で、フルカラーにする場合は追加で寄付金が必要になります。

■大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート

25年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)を記念した特別仕様のナンバープレートです。全国どこでも交付が可能で、22年10月24日~25年12月26日までの期間限定。ラグビー仕様やオリンピック仕様のような、イベント限定ナンバープレートです。

大阪万博の公式ロゴマークをモチーフにしたデザインが特徴で、白地に赤のモチーフが散りばめられています。公式ロゴマークはラグビー仕様やオリンピック仕様と同様に盤面の右上へ、EXPO2025のロゴはひらがな文字の上に配されています。

交付手数料は地方によって開きがあります。大阪・関西万博特別仕様は登録車の中板が7700~9200円、軽自動車が7920~1万10円です(24年2月現在)。この料金はモノトーン版で、フルカラーにする場合は追加で寄付金が必要になります。

■記念に保存することもできる!?

紹介した3種の図柄入りナンバープレートには共通の特徴もあります。

・クルマの新規購入時だけでなく現在のナンバープレートと同番号でも交換交付可能

・フルカラーにする場合は寄付金が1000円以上必要

・受注生産品のため申込(入金確認)~交付まで2週間ほどかかる

・ナンバープレートは変更する事由が発生しない限り廃車にするまで使用可能

・使用終了後は不正使用防止の穴を開けた上で、記念として受け取り可能

廃車にするまで使えるのも嬉しいですが、使用後も記念品としてもらえることも図柄入りナンバープレートならではの特徴でしょう。交付に8000~1万円くらいプラスになるのですから、これらは嬉しい配慮といえます。

どれも通常のナンバープレートと違い交付までの時間がかかりますので、納車のタイミングに合わせた申し込みが必要になることにも注意しましょう。

■軽自動車ユーザーが多かった理由は?

以上のように軽自動車に無地の白ナンバーを取り付けることは、現状不可能です。図柄入りのナンバープレートや記念プレートは、そもそも軽自動車用の白ナンバー化を狙ったものではありません。交付側からすれば、軽自動車ユーザーが想定より多かったというのが実情でしょう。

しかし、軽自動車ユーザーからすればありがたいと思う人もいたはずです。軽自動車だからといって、急な割り込みをされたり、煽られたり、幅寄せされたりといった理不尽な嫌がらせは、少なからず存在します。自分の身を守るための防御策のひとつと考えれば、納得できることでもあります。

白地の無地ナンバープレートが廃止された理由は、軽自動車や事業用の区別がつきにくくなってしまったからだと考えられます。ナンバープレートの色分けがされているのは、そもそも登録種別をひと目で判別できるようにしたことが理由であったはずですから、全部白地にしたら意味がなくなります。

現在の軽自動車は、背が高い車種が増え登録車と変わらないくらい立派になりました。ナンバープレートの色が変わってしまえば、クルマに詳しい人でない限り一層区別はつきにくくなります。こういった背景も踏まえて、無地の白ナンバーは廃止にされたと考えられます。いずれにせよ、今後も白の無地ナンバープレートを軽自動車で選べるようになる可能性は、限りなく少ないでしょう。

<文=青山朋弘 写真=国土交通省>


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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