レクサスでも人気のSUVとMPV。その人気の秘密とは? 今後の買取相場はどうなる? セルカの買取実績から読み取る今後の買取予想

レクサスでも人気のSUVとMPV。その人気の秘密とは? 今後の買取相場はどうなる? セルカの買取実績から読み取る今後の買取予想

2026年7月14日

日本だけではなく、世界中で売れに売れているSUV。特にプレミアムクラスのSUVは、どのブランドでも軒並み販売台数を稼ぐ存在へとなっています。その中でも、日本のプレミアムブランド「レクサス」の人気は止まることを知らず、2026年現在では多くのSUVが長期の納期を設けざるをえない事態にまでなっています。

しかし、この大人気ぶりはリセールのよさにも大きく影響しているのが現状。レクサスのSUVにおいて、セルカでも高額買取が続出している状況です。今回は、実際のレクサスSUVの買取実績データを元に、高額になる理由などを詳しく解説していきます。

レクサスのSUVラインナップには、6種類のクルマが揃っています。この中で、今回紹介するのは「NX」「RX」「LX』の3台。そして番外編として話題のMPV「LM」を加えた4台を紹介します。「LBX」「GX」そしてBEV(電気自動車)の「RZ」に関しては、買取の実績が少ないため今回は見送っています。

・NX 

新車販売台数=1611台/月(25年10月~26年3月の月平均台数)

現行モデルは、2021年に登場した2代目。サイズ的にはDセグメントに属するため、そのボディの扱いやすい大きさから絶大なる人気を誇る、ブランド内での最量販車種です。

ガソリンエンジン車、HEV(ハイブリッド車)、そしてPHEV(プラグインハイブリッド車)と多くのパワートレインが選択できる上、価格が500万円台からとお手軽な設定もあり、その人気は止まるところを知りません。ハリアーやRAV4、クラウン系などと同じ「GA-K」プラットフォームを採用し、乗り心地のよさと効率的なパッケージングを両立している点も人気の理由といえるでしょう。

セルカでの実績では、一番人気のHEV「350h」がやはり多いものの、グレード関係なく高額で取引されているケースが目立ちます。2代目NXのセルカにおける平均落札額は、約376万円。新車価格を600万円と考えても、約62%という驚異的なリセール率をマークします。ちなみに、カーセンサーなどの中古車サイトでの平均価格は560万円ほど。登場から5年経っているクルマとは思えないほど、中古車市場では高値で取引されています。

セルカでの買取額を高額順にならべた上位には、走行距離1万km台以下の個体も多く見られ、新車価格と同等の600万円台で落札されているケースがほとんど。これは新車納期の長期化が起こした弊害であり、新車に近いコンディションの中古車を市場が求めているという証拠だといえるでしょう。

欧州プレミアムのライバル勢である、BMW X3やアウディQ5等と比較すると、メインの価格帯でも100万円近く安く買えることに加え、信頼性の高さ、レギュラーガソリン仕様などの購入後の維持費も抑えられることから、圧倒的な人気を誇るNX。その尋常ではないリセール率は、BMWやアウディでも維持できないレベルです。むしろ国内でのライバルは、身内のトヨタ ハリアーやクラウン系かもしれません。

もちろん、国内だけでなく海外でも人気の高いモデルです。輸出需要を考慮すれば、まだしばらく買取市場では高値キープが続くと見られます。国内の新車納期が3ヶ月くらいと、だいぶ新車需要は落ち着いてきてはいるようですが、リセールはしばらく期待できるでしょう。

・RX

新車販売台数=1668台/月(25年10月~26年3月の月平均台数)

日本でハリアーの名前で売られていた時期から、北米ではRXで販売されていた、レクサスを代表するグローバルSUV。現行モデルは国内では3代目にあたり、2022年に登場しました。先代からはプラットフォームを一新し、前述のNXと同様の「GA-K」を採用していることが大きな特徴です。

GA-Kを使用しているとはいえ、NXと比較してもひと回り大きなボディを持つRX。全長4890mm、全幅1920mmと、国内ではかなり大型なSUVに分類されますが、現状ではNXと同等の販売台数を稼いでいます。

ガソリンエンジン車、HEV、そしてPHEVとパワートレインが複数用意されているだけでなく、その大きな体躯が生かされたゆったりとした乗り心地のよさも大きな魅力。それでいてEセグメントのプレミアムSUVとしては破格ともいえる、600万円台からのプライス設定。高い人気もうなずけます。

登場から4年経った26年6月現在でも、新車の納期は長期に及んでいるRX。当然のように中古車市場での平均相場は高く、770万円を軽くオーバーしている状態です。もちろん買取も高値安定で、セルカの買取平均は約450万円。落札金額の上位は、800~900万円という新車価格と同等かそれ以上の買取額で占められているほど、高額買取が続出しています。

軒並み新車価格が1000万円を超えているメルセデス・ベンツ GLEや、BMW X5などのライバルと比較しても、性能的に劣る部分はまったくなく、むしろ勝っている部分のほうが多いほど。RX人気はこれからも続いていくと予想されます。海外でも人気のあるモデルですので、リセールは高値安定が今後も続くでしょう。

・LX

新車販売台数=207台/月(25年10月~26年3月の月平均台数)

トヨタの誇る最強オフローダー「ランドクルーザー300」のレクサスバージョンともいえる、ブランドのフラッグシップSUV。RXやNXと違い、ラダーフレーム構造のシャシーを備えていることが「LX」の大きな特徴です。

世界一過酷な耐久ラリーで知られる、「ダカール・ラリー」で鍛え上げられた悪路走破性をランクルから受け継ぎながらも、レクサスらしいオンロードでのラグジュアリーな走行性能がプラスされているLX。ランクル同様ワールドワイドに展開されるグローバルプレミアムモデルという側面もあり、22年の登場当初からディーゼルエンジンは設定されず3.5LのV6ガソリンターボエンジンのみで販売されていました。

その後25年の改良では、トヨタ系のラダーフレーム搭載車では初となるHEVを追加。通常の5人乗りと7人乗りに加え、4人乗りの豪華な「エグゼクティブ」グレードを用意するなど、商品力を高めながら進化してきました。しかしながら、供給量に対する需要が圧倒的に多い状態は登場以来ずっと続いている状態。Webサイト上の新車の納期は、一度たりともはっきりと表記されたことはありません。

LXは先代モデルでもまだまだ人気が高いモデルとして知られています。先代の中古車相場平均は、まだ700万円を超えているほどです。現行の2代目は新車価格が1450万円スタート。一方で、中古車相場は平均で1500万円を超えています。レクサスの全モデルの中で、もっともリセールの高いことは間違いありません。当然買取も超高値安定で推移しています。

セルカでの買取実績では、なんと平均でも1000万円超え。買取額の上位では、1400~1500万円台が多くを占めるほどです。ちょっと異常ともいえるリセール率の高さですが、需要が落ち着かない限り当分の間は続くと予想されます。唯一のライバル的存在だったレンジローバーがもうワンランク上の価格帯となってしまったため、ライバル不在という部分も影響しているでしょう。当分は高額買取が期待できるモデルだといえます。

・LM

新車販売台数=254台/月(25年10月~26年3月の月平均台数)

それまではメーカーの特別架装という形でしか存在しなかった、MPVタイプのショーファーカー。それをメーカー純正で作り上げてしまったのが、レクサスのプレミアムMPVである「LM」です。現行のアルファード/ヴェルファイアが登場した、ちょうど半年後の2023年12月に販売が開始されました。

アルファードをベースに、さらに後席重視の超高級仕様へと変貌させたモデル。発売当初は、前席の後方にパーテーションが設けられた完全な後席独立型の4人乗り仕様でした。パーテーションには48インチの大型モニターが埋め込まれ、旅客機のビジネスクラスばりのリアシートを備えていることが一番の特徴です。

後の24年には3列シート車を追加。こちらは、アルファードの最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」とほぼ同仕様のシートが備わり、パーテーションも設けられない普通のミニバン仕様でした。しかし、4人乗りが2000万円に対し、7人乗りは1500万円と、新車価格には大きな差が生じたこともあり、現在の販売台数比率は9割が7人乗りとなっています。

こちらも登場当初は、納期未定の大人気車でした。しかし、需要が落ち着いてきているのかもしれません。最近では納車まで4ヶ月程度の納期となっています。しかしながら、中古車市場での人気は収まることなく高値で推移しています。カーセンサーなどでの中古車平均相場は1500万円ほど。セルカでの買取額は、平均落札額が1400万円の高値をキープしています。

今後もしばらく高値で安定することは間違いないとは思われますが、現在さほど差のないグレード間での価格差は、この先広がる可能性が高いでしょう。現在新車がほぼ7人乗りしか売れていないことを鑑みれば、4人乗りの希少価値が高まります。今はまだ小差ですが、今後は価格差がますます広がると考えられます。

<文=青山朋弘 写真=トヨタ/セルカ>


この記事を書いた人

青山朋弘

【執筆者】青山朋弘

フリーランスライター兼編集者

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

セルカが選ばれる理由

セルカが選ばれる理由について
詳しくはこちら

セルカ独自の流通フロー

セルカは、従来の中古車流通で発生していた中間業者の介在をなくし、ムダなコストを削減!
浮いたコスト分、より高く車を売却できるチャンスがあります。

一般的な車買取とセルカの違い
セルカオークションの仕組みについて
詳しくはこちら
icon_phone
電話はこちら
受付 : 9:00〜19:00
icon_bord_white
30秒で完了!
無料査定を依頼する