ニュービートルの買取参考相場と傾向
ニュービートルは1999年からドイツのフォルクスワーゲン車が販売していた車です。フォルクスワーゲンゴルフ同様A4プラットフォームをもとに設計されています。デザインはかつてのフォルクスワーゲンタイプ1を参考にしていますが、後継車ではないためタイプ1の愛称であるビートルにニューをつけています。車のビートルという名前はよく聞く名前ですが、これはあくまで愛称であり正式にビートルという車名がつけられたのはニュービートルからになります。ビートルという名前は見た目がカブトムシに似ている様から来ており、ドイツではケーファー(甲虫)とも呼ばれていたようです。可愛らしく個性的な見た目をしているニュービートルは一度見たらなかなか忘れません。おしゃれな車代表といっても過言ではないニュービートルですが、2010年には販売が終了しています。2012年には初代ビートルであるタイプ1のリバイバルカーとして「ザビートル」が販売されましたが、そちらも2015年には販売が終了しています。そのため、ビートルを購入できるのは中古車のみとなります。そんなビートルの現在の買取相場について見ていきましょう。今回はニュービートルのみ紹介します。
ニュービートルはおしゃれかつ輸入車の中では価格が比較的安いためか大変人気のある車でしたが、現在は買取価格が低くなっています。生産が終了してから10年以上経過していたり、走行距離がかなり長いというのが買取価格が低くなっている要因ですが、そもそも輸入車のリセールがあまりよくないというのも影響していると思われます。希少性もそこまで高くないため、今後プレミア価格になることもないでしょう。また、ニュービートルはデザイン性の高さは高く評価されていますが、ハンドルなどが重く運転しにくいといった点があったりと欠点もあります。特に燃費もそこまで良くない点は、ハイブリッド化やEV化が進む昨今では人気が出づらいと思われます。こういった輸入車は廃車になるまで乗り続ける方が良いかと思われます。買取価格は、10〜20万円ほどとなっており、残価率は10%程度となっています。ごくまれに20万円以上の価値がつくこともあります。廃車ではなく買取を希望される場合は一度査定に出してみることをおすすめします。
ニュービートルの買取時の注意点
ニュービートルの買取相場は大変厳しいものになっています。販売終了から10年以上経過し、現代で乗るにはものたりなさを感じざるを得ない車です。少しでも高く買い取ってもらうには、車の状態を良くしておくことに限ります。ニュービートルはデザイン性の高さを重視する方が多く購入されています。そのため、他の車種よりもさらに見た目を良くしておく必要があるでしょう。例えば天張りがたるんでいたりすると買取の際はマイナスになってしまいます。また、傷や汚れなども修復できるところはしっかり直したうえで買取に出しましょう。最後にどこに売るかも大切です。一括査定などに出してみて、1番高いところに売れるようにしましょう。また、オークションなどに出すのも良いかもしれません。ほしいという人であれば高値をつけてくれる可能性もあります。
ニュービートルを高く買い取ってもらうコツ
ニュービートルは大変人気のある車でしたが現在買取相場はあまりよくありません。どのグレードであっても残価率も低くなっています。一つ買取の際プラスになるポイントをあげるなら、左ハンドルかどうかという点です。左ハンドルの方が高値で取引されます。他には色も重要になってくるようです。このように条件次第で若干買取価格に違いが出てきます。そこで、比較的高値がつきやすいグレードやカラー、オプションについて紹介していきます。
ニュービートルの人気グレード
・ベースグレード
・プラス
・EZ
・LZ
・ターボ
以上の5つがビートルの人気グレードになります。
LZは上位グレードに当たります。インテリアがレザーインテリアになっており、外装だけでなく内装もおしゃれな仕様になっています。レザーは経年変化しやすい材質のため売る際きれいな状態だと高く売れるでしょう。また、LZには安全性能の一つとしてエレクトロニックスタビリゼーションプログラムが搭載されています。これは走行時の予期せぬ障害物の回避や、滑りやすい路面などでの横滑りを防ぎ、安定した走行をもたらしてくれる機能です。買取価格は8〜25万円ほどです。左ハンドルですと若干買取価格が高くなります。
EZは2004年から販売され、2010年の販売終了まで設定されていたグレードでエントリグレードとなっています。運転性能があまり評価されにくいビートルですが、輸入車ということもあってかサイドエアバッグが標準装備となっており、10年以上前の車の中では比較的安全性能が高い車です。買取価格は3〜20万円ほどです。
プラスは販売当初から2004年頃まで販売されていた車で、その頃の上位グレードに当たります。LZやEZよりも古い車であり、エンジンも異なるものを積んでいるため加速性能などはかなり劣っています。また、安全性能も劣っているため買取は厳しいかもしれません。後期に発売されていたモデルであれば、LZとほぼ同等のスペックを持っています。買取価格は3〜20万円ほどです。
ベースグレードは販売当初から2009年まで販売されていたモデルです。後期に発売されていたモデルであればまだ買取価格を出してもらえる可能性が高いですが、初期に発売されいたものだと先ほどのプラス同様古い車であり性能も劣るため買取は厳しい状態です。また、装備面で若干プラスより劣ります。そのためさらに買取価格は低くなるでしょう。例えば革シートではないといった点です。買取価格は0〜25万円ほどです。
ターボは2002年から2004年まで販売されていた車です。販売していた当時はニュービートルの中で最も高額でした。販売期間は短くかなり前に販売されていたモデルですが、エンジン出力はニュービートルの中で最大で、2004年以降に新しく販売されたモデルと比較しても圧倒的です。ホイールも1番大きく装備も比較的良い方です。ニュービートルの走りがイマイチという欠点を補ったモデルです。20年近く経過していますが、ターボであればまだ買取が望めるかもしれません。買取価格は5〜30万円ほどです。
ニュービートルの人気カラー
・クールホワイト
・イエロー
・ハーベストムーンベージュ
以上がニュービートルの人気カラーです。ホワイトはやはりどの車種でも人気のカラーです。イエローはニュービートルのイメージカラーとなっています。ハーベストムーンベージュも丸みを帯びたニュービートルのフォルムにすごくマッチしています。どれもニュービートルのかわいさを引き立たせるカラーです。おしゃれかつ個性的な車なだけあって人気カラーも他の車種とは一味違います。
ニュービートルの人気オプション
・本革シート
LZなどの上位グレードは、標準装備となっていますが下位グレードになると装備されていません。おしゃれで個性的なニュービートルの外観と革シートはすごく相性がよく大変おしゃれに見えます。また、手入れが行き届いていれば買取の際はプラスで評価されるでしょう。
・スポイラー
こちらも一部のグレードでは標準装備となっています。スポイラーはアクセサリー的側面が強いですが、空気の流れを調整することができるため燃費改善や高速走行時の安定性を高める効果があります。スポイラーがついていると買取の際プラスかもしれません。
・サンルーフ
ニュービートルにはサンルーフをつけることができます。サンルーフがついている車は一定の需要があるため、買取の際もプラスになるかもしれません。
・ETC
ETC機能は最近の車だとなくてはならない機能です。社外品でいいのでETCは取り付けておきましょう。
・アルミホイール
こちらも一部のグレードでは標準装備となっています。アルミホイールにすることでさらにおしゃれな車へと進化します。