シルフィの買取参考相場と傾向
シルフィは2012年から日産で販売されているプレミアムセダンです。シルフィという名前が使われるようになったのは、2000年の「ブルーバードシルフィ」からで、シルフィはブルーバードの流れを汲むモデルとなっています。海外市場での販売を意識した国際戦略車として販売されました。そのため、国内よりも海外で高い人気を博しました。シルフィという名前は風を司る妖精シルフからきています。名前の通りスマートでスタイリッシュな外観をしており、走りにも安定感があるため心地よい颯爽とした走りを体感できるでしょう。様々な魅力があり、高級感があふれるシルフィですが、他の高級セダンと比べると比較的価格が安く手が出しやすい車となっており、その点も人気を得る理由となっています。3ナンバーサイズの車になっていますが、5ナンバーサイズと大きく異なるわけではなく5ナンバー時代の使いやすさは変わっていません。後席の広さなどはしっかり確保されており快適な車内を実現しています。多くの魅力が詰まったシルフィですが2021年で販売が終了しています。2019年から海外ではシルフィの新型が販売されていますが、日本国内ではスカイラインがプレミアムコンパクトセダンの役割を担うこととなったため、新型は登場しないことが予測されます。そんなシルフィの現在の買い取り価格についてみていきましょう。
3年落ち
シルフィの後期モデルが該当するゾーンです。買取価格は50〜90万円ほどとなっています。残価率は25〜45%程となっておりあまりいいとは言えません。
5年落ち
シルフィの中期モデルが該当するゾーンです。買取価格は30〜60万円ほどとなっており、3年落ちよりもさらに価格が落ち込んでいます。過走行の車が多くなっているのも価格の相場が落ち込んでいる理由です。
7年落ち
シルフィの初期モデルが該当するゾーンです。買取価格は30〜60万円ほどとなっています。5年落ちからほとんど相場が変動していません。ある程度のところで買取価格の下落が滞るのかもしれません。ある程度年式が古くなってもそこそこの値段で買い取ってもらえるのは嬉しいですね。
このことからシルフィはリセールはあまりよくないということが言えます。しかしながら、5〜7年落ちは買取価格がほとんど変動していないため、7年ぎりぎりまで乗って売りに出すことができます。7年落ち以降はまた買取価格が下落するためそれまでに売るかじっくり検討してみるといいでしょう。
シルフィの買取時の注意点
シルフィは全体的に見ると買取相場が良いとは言えません。3年落ちの時点で残価率が50%未満になっています。そんなシルフィを少しでも高く売るためには、どこに売るかということに注意しなくてはいけません。シルフィは海外人気が高い車で、特に中国では一番売れている日本車といわれることもあります。逆に日本ではパッとしなかった車でもあります。そのため、海外との取引もあるような業者に売りに出すことをお勧めします。海外輸出の場合は多少過走行でも買い取ってもらえる可能性があるため一度査定に出してみるといいでしょう。しかしながらSUV人気などでセダン人気が落ちてきている昨今。今後しばらくはセダン人気が復活する見込みもないため早めに買取を検討されることをお勧めします。
シルフィを高く買い取ってもらうコツ
シルフィは海外人気が高い車で、海外輸出をしてくれるような業者に出せば比較的高額で買い取ってもらえる可能性があります。しかしながら、さらに高額での買取を目指すにはシルフィの中でもどういったグレードが人気で、カラーやオプションはどれがプラスになるのかということを知っておく必要があるでしょう。そこで、人気のグレード、カラー、オプションについて紹介していきます。
シルフィの人気グレード
・S
・X
・G
・Gルグラン
・Sツーリング
以上の5つがシルフィの人気グレードになります。それぞれの特徴や買取価格について紹介していきます。
まずはSについて紹介していきます。Sが最も価格の安いベースグレードとなっています。かなりシンプルな装備となっているため最近の近年の車に比べると劣って見えてしまう可能性が高いです。また、日常使いでも若干の不便さを感じることも予測され社用車としての役割を担うことが多い車です。プレミアムセダンとしての魅力を楽しみたい場合はこちらのグレードはお勧めできません。買取価格は20〜50万円ほどとなっています。
次はXについて紹介します。XはSの上位グレードに当たります。快適装備がかなり充実したグレードとなります。左右独立の温度調整機能がついたオートエアコンやインテリジェントキーとプッシュエンジンスターターがついています。ヘッドライトにはオートライトシステムが採用され、他にも視認性を向上させる機能がいくつか追加されています。買取価格は20〜60万円ほどとなっています。
次はGについて紹介します。Xの上位グレードに当たります。Xよりもエクステリアが豪華になっています。まずタイヤホイールが16インチにインチアップし、アルミホイールが採用されています。ヘッドランプにはオートレベライザー搭載のキセノンヘッドランプが採用され、視認性が向上しています。また安全性も向上しており、運転席と助手席にサイドエアバッグとカーテンエアバッグが標準装備となりました。サイドエアバッグ等は他のグレードではオプション設定でも用意されていないため安全性を求めるならこのグレードを選んだ方がいいでしょう。買取価格は30〜60万円ほどとなっています。
次はGルグランについて紹介します。GルグランはGをベースに作られた特別仕様車で高級感を高めたモデルです。ホイールは16インチの切削光輝アルミホイールを採用しています。車内は本革のシートを採用し高級感が圧倒的に増しています。買取価格は50〜90万円ほどとなっています。
次はSツーリングについて紹介します。Xをベースに作られた特別仕様車です。スポーティ仕様の車となっています。リアスポイラーや前後のエアロバンパーなどが専用デザインとなっており、他のグレードとはかなり異なるデザインになっています。Xには装備されない16インチのアルミホイールやキセノンヘッドランプもこちらのグレードでは標準装備となっています。買取価格は50〜90万円ほどとなっています。
シルフィの人気カラー
ディープアイリスグレー
ブリリアントホワイトパール
ブリリアントシルバー
以上の3色がシルフィの人気カラーとなっています。ディープアイリスグレーはシルフィのイメージカラーにもなっています。シルフィのターゲットとなっている年齢層にもマッチしたカラーとなっています。40代以上の世代に人気の車種なため無難なカラーの方が好まれる印象です。
シルフィの人気オプション
バックビューモニター
バックビューモニターは最近の車では付いていることが多いオプションです。そのためついていればマイナスになることはないでしょう。
セキュリティ&セーフティパック
盗難防止機能やドアミラー自動格納機能など、ついていると安心な機能がついてくるオプションです。こちらも最近の車だと標準装備になっていることもあるのでついていれば買取の際マイナスになることはないでしょう。
ドライブレコーダー
こちらのオプションは必須と言ってもいいでしょう。どの車でもオプションとして設定されています。有事の際に証拠として提出できるので、ついていると安心です。
シートカバー
買取の際に傷や汚れはマイナスになるため傷や汚れを防ぐためにもつけておいた方が良いでしょう。
フロアカーペット
シートカバーと同じ理由でつけておくことをお勧めします。特に小さなお子さんなどがいらっしゃる場合は、飲み物をこぼしてしまうことも多いと思います。つけておくといいでしょう。