日産 180SXの買取相場・査定価格

日産 180SXの車種サムネイル画像
日産 180SXの買取参考相場30.5万円 〜 602.9万円
下取り価格28.4万円 〜 584.8万円
年式1990年 〜 1998年
走行距離0km 〜 230,000km

※2025年12月現在

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180SXの年式別買取参考相場

年式買取参考相場実績
1990年(35年落ち)
105.5万円359.7万円
1991年(34年落ち)
93.5万円334.1万円
1992年(33年落ち)
95.9万円350.4万円
1993年(32年落ち)
107.8万円431.3万円
1994年(31年落ち)
30.5万円444.5万円
1995年(30年落ち)
58.3万円453.2万円
1996年(29年落ち)
79.3万円455.6万円
1997年(28年落ち)
54.4万円475.1万円
1998年(27年落ち)
58.6万円602.9万円

※1 買取相場価格は弊社が独自に統計分析した値であり実際の買取価格を保証するものではありません。
※2 同年式の流通台数が少ないため、同型車種 /近接年式のデータで推定しています。

180SXのオークション実績

180SXの買取参考相場と傾向

ここ最近の180SX人気は、姉妹車であるシルビアの人気と比例して異常なほどの盛り上がりを見せていました。クラシックからネオ・クラシックへの人気の波及に加え、全世界的にまで広がりを見せたJDM(Japanese Domestic Market)ブームも拍車をかけ、中古車市場に流通していた180SXは高騰し続けてきました。

しかしそんな高騰化も、ここ最近はストップ高となっている印象は否めません。国内の流通台数自体が大幅に減ってしまったためです。特にオリジナルに近い個体は、中古車市場に出まわることが少なくなりました。海外の業者も含め、もうそのほとんどが刈り取られてしまったのでしょう。現存しているオリジナル車両はごくわずかであると考えられます。

もう絶対に増えることのない絶版車は、一度価値が上がると、そこから下がることはほぼありません。これは、もちろん180SXにも当てはまります。今は多少落ち着きを見せている市場価格ですが、この先相場がさらに高騰する可能性も十分考えられます。売り時の見極めが難しいところではありますが、まずは常に中古車相場をチェックするようにしましょう。

180SXは世代的には1世代のみとなりますが、1989年~98年までの9年という長いモデルライフのなかで2回のマイナーチェンジが実施されたため前・中・後期に分けられます。通常なら高年式になればなるほど相場は高くなるのですが、180SXのような年代のクルマですと一概にはいえなくなってきます。例えばフルノーマルで走行距離が少ない前期型と、改造された後期の末期型で比べれば、前者のほうが当然高額になります。

高額買取になりやすいのは、やはりオリジナルに近い車両です。フルノーマルであればいうことなしです。しかし、180SXの場合は改造車両も高値で取引されるという特殊な事例もあります。これは、競技車ベースとしての需要がいまだに高いことが理由と考えられています。

特に、ドリフト競技車のベースとなると、車種はかなり限られてきます。180SXは大きさもちょうどよく、パワーはかなりのところまでアップできる後輪駆動車という点から、いまだに人気は根強いです。ドリフト競技をする人たちが求めているのは、購入後すぐに競技ができるような、すでに改造されているドリフト仕様のクルマなのです。人気があれば需要は生まれます。改造しているからといって、高額買取には結びつかないとは絶対に言い切れない、珍しいクルマでもあります。

 

180SXの買取時の注意点

改造車であろうが修復歴があろうが、買取市場に出てくれば注目される180SXですが、エンジンの載せ替えやスペック変更、修復歴はすべて申告しましょう。偽りの情報はなにも生みませんし、誰も得をしません。ノーマルでないと売れないクルマではないので、改造内容によってはプラスに評価される可能性もあります。

ノーマルに近いのであれば、限りなくオリジナルの状態に戻すのが賢明です。いくら改造してある個体が高く売却できるといわれても、オリジナルに勝るものはありません。そこはほかのクラシックカーと同様なのです。ライトチューン程度の個体であれば、多少コストはかかってもオリジナルへ戻すだけの価値があるクルマです。コストとの損益分岐点をしっかりと見極めることが大事です。

 

◆車種の概要
それまではクーペとハッチバックの2種類のボディスタイルが選べたシルビアが、5代目(S13型)へのモデルチェンジと同時に2ドアクーペのみのラインナップへ統一。180SXは、シルビア3ドアハッチバックの後継として登場しました。シャシーもメカニズムも、すべてシルビアと共通の姉妹車です。

シルビアとの最大の違いはフロントマスクとエンジンラインナップでした。180SXには、海外仕様の200SXと同じリトラクタブルヘッドライトが採用され、シルビアとはまったく違う印象のフロントマスクになっています。エンジンには1.8L DOHCターボエンジンのみが搭載され、シルビアのようにNA(自然吸気)とターボの両方が選べるようになるのはモデル末期まで待たなければなりませんでした。

1989年4月~98年12月まで9年間生産された、モデルライフの長い180SXでしたが、モデルチェンジを迎えることなく1世代で終了となりました。現在では、ネオクラシックブームと、世界的な日本製スポーツカーブームのどちらにも該当する代表的なモデルとして、シルビア同様に価格が高騰しています。

180SXを高く買い取ってもらうコツ

過走行であろうと事故歴があろうと価値がつく180SXですが、内外装がきれいに保たれている個体は高額買取につながりやすくなります。見た目をきれいにすることは、中古車の価値を引き上げます。買取してもらう際には、必ずきれいな状態で査定を迎えるようにしましょう。

ここからは180SXのグレードやカラーリング、オプションなどの人気ぶりを見てみましょう。

180SXの人気グレード

もともとターボエンジンしか搭載していない180SXには、2種類のグレードが用意されていました。前期型ではタイプⅡとⅠ。Ⅱが上級グレードであらゆる装備が標準化されているのに対し、Ⅰは装備が簡素化された、競技車ベースグレードのような位置付けでした。前期型に関しては、Ⅰが中古車市場に出てくること自体がまれで、そのほとんどがⅡ。人気というより、タイプⅡのシェアが圧倒的でした。現在では、前期型自体の現存数が非常に少なくなっていることもあり、人気は中期型以降が高くなっています。

全車2.0LターボのSR20DET型エンジンとなり、フェイスリフトを行った91年登場の中期型では、グレードは3つに増えタイプⅢが追加されました。Ⅲの立ち位置はⅡの上位で、装備をさらに充実化。これにより、前期型でも少なかったタイプⅠの需要がさらに縮小し、その後94年の一部改良でタイプⅠ相当を廃止する2グレード体制へと再び戻ります。

この一部改良では、グレード名も変更。ⅡはタイプRに、ⅢはタイプXとなりました。そして、96年のマイナーチェンジで登場した後期型では、NAエンジンを初めてラインナップ。タイプSというグレード名が与えられ、再び3グレード展開となっています。

現在の中古車市場では、グレードというよりもターボエンジン+MTが一番人気です。サーキット走行やドリフト走行を楽しむユーザーにとっては、前期型の1.8Lよりも中期型以降の2.0Lのほうがパワーがあるので人気がありました。しかし、ネオクラブームが起きてからは前期型の価値が高騰しています。

180SX自体は、中古車市場で200万円以下の個体を見つけることが難しくなっていますが、前期型の条件のいい個体はかなりの高額で取引されています。高額買取も十分期待できるでしょう。

180SXの人気カラー

定番の白、黒、シルバーは個体数も人気も多いですが、180SX
の場合はカスタムペイントも多くなっています。チューニングの一環としてオールペイントしている個体も多く、時折カラフルな車体が見られます。

どれが人気だと絞るのには、社外カラーも含めあまりにもバリエーションが多いためなかなか難しいのですが、ひとつだけいえることは白、黒、シルバー以外の色も人気が高いということ。リセールは定番人気3色のほうが若干有利かもしれませんが、クルマ自体の価値が高いのでそこまで大きな差はつかないでしょう。

180SXの人気オプション

180SXには、後輪操舵システムのハイキャスⅡ搭載車が用意されていました。これは、高速走行時にステアリングと同位相制御されるシステムで、レーンチェンジの際などに素早くスムーズに走行できる利点がありました。ハイキャスⅡはハイキャスの進化版。操舵角が0.5度から1度に拡大しています。

じつはこのハイキャスが、特にドリフトユーザーからは評判がよくありません。意図する動きとは違う、想定外の挙動になってしまうのが原因で、ハイキャスなしをあえて選ぶ人が多かったほどでした。のちにハイキャスのキャンセラーがサードパーティから発売されたことからも、不評ぶりがうかがい知れます。

買取の場合も、ハイキャスレスのほうが人気で高額になりやすくなります。買取額のアップを狙いたいのなら、ハイキャス搭載車はレス仕様にすることも視野に入れていいかもしれません。

コラム編集部
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