メルセデス・ベンツ Sクラスの買取相場・査定価格

メルセデス・ベンツ Sクラスの車種サムネイル画像
メルセデス・ベンツ Sクラスの買取参考相場23.3万円 〜 2436.5万円
下取り価格20.9万円 〜 2290.3万円
年式1987年 〜 2023年
走行距離0km 〜 160,000km

※2025年12月現在

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Sクラスの買取価格の12ヶ月の推移

集計期間:2024年12月2025年11月(直近12ヶ月間)
集計方法:中央値
サンプル:n=76
データ出典:セルカ実績
データ補完について : 実績が0件の月は、前後の月の有効なデータから線形補完(点線で表記)
最終更新日:2025年12月1日

Sクラスのオークション実績

Sクラスの買取参考相場と傾向

メルセデス・ベンツ Sクラスの買取相場の傾向は年式や走行距離に大きく左右されます。
ボディタイプはセダン、クーペ、ガブリオレ、リムジンの4種類に分類されますがいずれも大差はなく、買取額に「高い」と感じる人もいるでしょう。
基本的に新車価格が1,500万円以上もする超高級車であり、最上位モデルに至っては2,200万円近い価格設定がなされています。
通常、高級輸入車に分類される新車価格1,000万円以上の車は、リセールの低下が早くなるような査定基準をしています。
Sクラスも同様に、国産車よりも高額査定が難しい車に入るものの、元の新車価格がかなり高額であるため額面だけ見れば安いとはならないでしょう。
買取価格が1,500万円程度のモデルも少なからず流通しています。
国産車と比較すればリセール低下は大きいものの、他の高級輸入車よりは大幅に抑えられています。

また、Sクラスの価格帯から、中古車市場での流通台数があまり多くないこともリセール低下があまり激しくありません。
先述のとおり安くても1,500万円以上のSクラスは、低年式で市場に流通することはあまりありません。
歴史ある車であることから古いモデルも含めれば、それ相応の台数は流通しています。
しかし、年式が新しくなればなるほどその台数は少なく、査定価格も高額になりがちです。
年式の浅いSクラスの中古車の販売価格が新車とあまり変わらないのも、そういった事情が関係しています。

一方で、歴史の長い車であるがゆえに、古い個体になってしまうと買取価格が大幅に下落してしまいます。
2022年10月時点では、5年落ちのSクラスが900万円前後の買取価格を示しているのに対し、7年落ちまで低下しただけで600万円以下まで低下。
さらにそれより古い年式になると数十万円台まで落ちることも珍しくなく、高額査定とは縁遠くなってしまうのです。
年式が古いSクラスは経年劣化の不安から高額査定が難しい側面もあるものの、単純に機能面・装備面で現行モデルに劣ってしまっていることも原因とされています。
Sクラスはメルセデス・ベンツ社の最上位グレードに位置しており、度重なるモデルチェンジのたびに最新の装備や機能が誕生。
この差は査定にかなり大きく響いており、古いSクラスが高額査定されにくい原因でもあるでしょう。
ただし査定に出してまったく価値がないわけではありません。
買取相場が気になるのであれば、中古車買取店に査定を依頼してみてください。

Sクラスの買取時の注意点

メルセデス・ベンツ Sクラスの買取時の注意点として、高級輸入車のみに適用される査定基準があります。
国産車と輸入車では査定基準が大幅に違っており、輸入車のほうが厳しい審査基準になっているのです。
特に新車価格で1,000万円を超えるような車両には顕著で、エントリーモデルから1,000万円を軽く超えてしまっているSクラスも例外ではありません。
国産車では気にも止められなかった小さな傷が、輸入車の場合は大幅な減額対象になることもザラにあります。
年式と走行距離による減額幅も異常なほど大きく設定されており、輸入高級車を購入した時点である程度諦めなければならないポイントでもあるのです。
Sクラスの場合は内装のコンディションも重視されるため、並大抵のメンテナンスでは高額査定は狙えないと考えたほうが良いでしょう。

Sクラスを高く買い取ってもらうコツ

メルセデス・ベンツ Sクラスはドイツの名門ブランドが手掛ける高級乗用車です。
その歴史は長く、「Sクラス」と名乗る以前から含めるとすでに70年に及びます。
2021年に新しく市場に投入されたSクラスは7代目にあたり、前身から数えると14代目に当たります。
「ショーファーモデル」と呼ばれる、オーナーが後部座席に座る車として人気があるものの、近年は運転手を中心にした「オーナードリブンモデル」に移行しているのが現状です。

Sクラスの人気グレード

メルセデス・ベンツ Sクラスには現行モデルの7代目で4種類のグレードが用意されています。

S400 d 4MATIC
S500 4MATIC
S400 d 4MATIC ロング
S500 4MATIC ロング

しかし7代目は2021年に発売されたばかりの最新車種で、中古車市場ではこの1つ前の6代目Sクラスが主流です。
6代目Sクラスのラインナップは非常に多く、スポーツモデルの「AMG」や「マイバッハ」を含めると25種類も存在しています。
バリエーションが豊かな車ですが、メルセデス・ベンツの最上位グレードに位置するため、新車価格は余裕の1,000万円越えです。

中古車市場で今もっとも買取額が期待できるのは、6代目Sクラスの「S560 4MATIC ロング」です。
ガブリオレタイプも人気ではありますが、新車価格が2,000万円以上することを考えるとそもそもの流通台数が少ないためプレミア的な価値も付随されているでしょう。
一般的に流通しているセダンタイプのSクラスであれば「S560 4MATIC ロング」が圧勝です。
四輪駆動ではない「S560 ロング」も人気が高いのが特徴です。
その下には排気量3.0Lの、Sクラスでも小型に入る「S450」系統がランクイン。
維持費の観点から選ばれやすいのか、中古車市場の中ではよく見る車と言えます。
世界的な風潮でもありますが、昨今は自動車の燃費性能や環境性能を重視することがほとんどです。
また日本では車両税の兼ね合いで、小排気量のモデルも人気を博す傾向にあります。
この点は年式に関わらず共通しているため、小排気量だからと言って高額査定をあきらめる必要はありません。

数は少ないものの、7代目Sクラスも徐々に中古車市場に登場してきています。
2020年発売開始なうえ、販売価格も高額であることから7代目が主流になるのはまだまだ先になるでしょう。
とはいえ、一部では徐々に流通し始めており、2022年10月現在で1,300万円台で取引された記録もあります。
今後台数が増えていけばこの限りではなくなるものの、現行モデルである7代目の買取価格は高い水準で推移している状況です。
台数が少ない現段階での売却は、Sクラスのリセール低下の早さを加味してもいいタイミングではないかと思われます。
あまりに古くなりすぎてしまうと、いかに人気のグレードであっても数十万円になってしまうことも珍しくありません。
少しでもリセールを残した状態で売却するのが一番であるため、早めの売却検討をおすすめします。

Sクラスの人気カラー

メルセデス・ベンツ Sクラスの人気カラーはブラック系・ホワイト系の2種類です。
どちらの色も複数のバリエーションがありますが、ブラックであれば深みのあるブラックが、ホワイトであれば光沢のあるものが人気があります。
7代目Sクラスで言えば、ブラック系なら「オブシディアンブラック」、ホワイト系なら「ダイヤモンドホワイト」が人気です。
ターゲットも富裕層なので、あまり遊ぶようなカラーは用意されていません。
多少色味の違うボディカラーを選択することはできますが、高級セダンのコンセプトを貫いているといいでしょう。

なお、「ダイヤモンドホワイト」のみ有償色で、かつもっともリセールバリューが高いボディカラーです。
ただでさえ高級なSクラスにオプションで色を追加しているため、価値は非常に高いと言えるでしょう。

Sクラスの人気オプション

メルセデス・ベンツ Sクラスのオプションですが、実はあまり用意されていません。
理由はそもそもの装備が充実しており、これ以上の機能はないというほど標準で備わってしまっているからです。
あったとしてもドレスアップアイテム程度ですが、それでもあったほうが査定時に加点されるオプションもあります。

Sクラスの特徴として後部座席の居住性が抜群に高いというポイントがあります。
Sクラスにラインナップされている「ロング」と呼ばれるやや全長が長いモデルは、運転席ではなく後部座席にオーナーが乗ることを想定して作られていることからも、どれほど重要視されているかがわかるでしょう。
オプションでも後部座席周りのオプションがついているとポイントが高くなる傾向にあります。
シートの質感や使い勝手が大きく変わる「ショーファーパッケージ」や「ファーストクラスパッケージ」が特に人気が高いオプションです。
ただ、これらをつけるだけでも価格は100~150万円の単位で跳ね上がるため、そうそう備え付けられたSクラスを見ることはありません。
逆に言えばこれらのオプションが装備されているSクラスは本体の査定価格に上乗せで数十万が乗る可能性もあります。
オプションひとつで高額査定が実現できるわけではないものの、装備している個体はオプション機能の確認も怠らないようにしましょう。

コラム編集部
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