ホンダ フリードの買取相場・査定価格

ホンダ フリードの車種サムネイル画像
ホンダ フリードの買取参考相場15.7万円 〜 388.9万円
下取り価格14.4万円 〜 373.4万円
年式2008年 〜 2024年
走行距離10,000km 〜 190,000km

※2025年12月現在

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フリードの買取価格の12ヶ月の推移

集計期間:2024年12月2025年11月(直近12ヶ月間)
集計方法:中央値
サンプル:n=70
データ出典:セルカ実績
データ補完について : 実績が0件の月は、前後の月の有効なデータから線形補完(点線で表記)
最終更新日:2025年12月1日

フリードの買取参考相場と傾向

ホンダのミニバンラインナップで最小サイズのフリードは、ちょうどいいサイズ感が特に子育て世代の支持を得ています。フルモデルチェンジ直前の2023年度(23年4月〜24年3月)新車販売ランキング(登録車)では、全体で10位に入るほどの人気を誇ります。

フリードの買取相場はおもに、グレード・走行距離・年式(モデル)によって決まり、最高で「390万円」の査定がついた事例もあります(2024年12月現在)。

なお、フリードは2024年6月にフルモデルチェンジされ、新型が発売されたばかりです。

クルマは新型が出ると、それ以前のモデルは「型落ち」となるため、買取価格が下がる傾向にあります。

もしフリードの売却をお考えなら、早めの行動がおすすめです。

2016年式フリード(GB5系・GB6系)の買取相場

2016年式フリードとは「2016年9月〜2024年5月」に販売されたモデルのことです。

フリードには「初代・2代目・3代目(現行型)」があり、2016年式は2代目に相当します。

2代目は最近まで現行型だったため、買取相場は「20〜320万円」と高価格です(2024年12月現在)。10万km以上走ったクルマに、170万円以上の査定がついた事例もあります。

また、同じ2代目でも後半に製造されたものほど買取相場も上がります。たとえば、2017年式(7年落ち)の買取相場が「40〜260万円」なのに対し、2022年式(2年落ち)は「90〜300万円」です。

買取相場が大幅アップするのは、購入からの経過年数が浅く状態が良好なこと、走行距離が少ないこと、搭載される安全装備や快適装備に差があるためといえます。

2008年式フリード(GB3系・GB4系)の買取相場

2008年式フリードとは「2008年5月〜2016年8月」に販売されたモデルで、初代に相当します。

初代は販売から年月が経っているため、買取相場は2代目より下がり「1〜240万円」となります。

特に前半にあたる2008年〜2011年式は100万円に届かないことが多く、最高で「120万円」です。

しかし、後半になるほど買取額も少しずつ上がり、2014年〜2016年式は200万円以上の査定も期待できます。

フリードの豆知識

概要

フリードはホンダのコンパクトミニバンです。フィットと同じコンパクトカーのプラットフォームを使用し、独自の技術である低床化フロアとセンタータンクレイアウトによって、ホンダのM・M(マンマキシマム・メカミニマム)思想が生かされています。

ミニバンとは思えないほどすっきりしたボディですが、大型ミニバンと同じく3列シートを装備し、最大7名が乗車可能な広い室内空間を確保しています。

小回りもきき、街中や狭い道でも楽に運転できるため、運転が苦手な人、子育てファミリー、独身者、シニア世代など幅広い層から人気です。

また、エントリー車(最も安価なタイプ)なら、新車でも約250万円で購入できるコストパフォーマンスの高さも人気の1つといえるでしょう。

フリードは、ホンダで最も売れているクルマのひとつで、2022年では国内販売台数が約62,000台となり、ミニバンカテゴリーで第1位を獲得しています。

2024年6月にフルモデルチェンジされ、次の2つをベースにした計9種がラインナップされています。

フリードを高く買い取ってもらうコツ

フリードを高く買い取ってもらうポイントとして、以下の2点が挙げられます。

ミニバンユーザーは中古車購入の際、内装の清潔感を重視する傾向があるため、査定では「内装の美しさ」が念入りにチェックされます。事前にシートやフロアの細かいゴミ、ペットの毛、シール跡などを掃除し、タバコやペットなどの臭いは消臭剤でできる限り無臭に近づけましょう。

外装の傷やへこみは、ごく軽微であれば査定への影響はほとんどないと考えられます。ごく軽微な傷やへこみとは、たとえば「爪が引っかからない程度の浅い傷」や「大きさ1cm未満のへこみ」などです。

ただし、小さく浅い傷やへこみでも、数が多かったり広範囲についていたりする場合、減額される可能性が高いと覚えておきましょう。もちろん「事故歴あり」と判断されるような大きな傷やへこみは大幅な減額となります。

また、以下のように機能やシステムが正常であることも高額査定のポイントです。

次にふたつめの「適切なタイミングで売ること」についてです。クルマの売値を決める「年式」と「走行距離」は次のルールで加算され、その度にクルマの価値は下がります。

たとえば、2020年12月に新車登録すると「2020年式」。年が明けた2021年1月に新車登録すると「2021年式」となり、たった1ヶ月違いでも年式が1年古くなってしまうのです。

走行距離も同様で、たとえば「3.8万km」と「4万km」とでは、クルマの状態にほとんど違いはないはずですが、前者は「3万km走行」後者は「4万km走行」に分類され、買取価格に差が出ます。

クルマを高く買い取ってもらうためには、年式や走行距離が更新されるタイミングも考慮しましょう。

フリードのデザイン(外観・内装)

フリードのデザインは、フルモデルチェンジの度に進化を続けています。

初代のエクステリアデザインでは「トライアングル・スクエア・フォルム」をコンセプトに、走りの良さと空間の広さが表現されました。

インテリアはレイヤードデザインのインストルメントパネルと弧を描くルーフなどで開放感を演出。長時間ドライブでも快適に過ごせるよう、シートの形状・素材・配置にも工夫がなされています。

2016年発売の2代目では、ドライバーズカーとしての魅力をアップさせる改良が行われました。

フロントビューには、ホンダのアイデンティティーともいえる「ソリッド・ ウイング・フェイス」を採用。フロントグリルとヘッドライトが連続でつながり、初代よりワイドで先進的な表情となりました。また、ボリュームのあるボンネット、広いフロントウィンドウ、シャープなLEDヘッドライトが表情に勢いと精悍さをプラスしています。

サイドビューは初代と同じく、豊かな面構成と伸びやかさが特徴です。グラッシーキャビンを実現するためフロントクォーターウインドウも追加されました。

インテリアではリラックス感を出すため、肌触りのよいファブリックシートや、ぬくもりのある木目調インストルメントパネルなどを採用。シートはストライプ柄で、見る角度によって異なる表情を楽しめるほか、汚れを目立たなくする効果もありました。

現行型の3代目では、どんなシーンにも馴染むモダンなデザインを目指し、外観が大幅に変化。全体をシンプルな造形とクリーンな面で構成し、上質さと洗練さが際立つデザインとなりました。シンプルでありながらボディの部品やキャラクターラインのひとつひとつを丁寧に作り込むことで、高いクオリティを感じさせる仕上がりです。

フリードの走りやすさ・乗り心地

先述のように、歴代どのモデルもBセグメントコンパクトカーのフィットと共通のプラットフォームを採用するフリード。最新モデルの3代目でも、全長は4.3mほどに抑えられ、取り回し性のよいコンパクトなボディが大きな特徴となっています。

2代目以降は乗り心地のよさと、操縦安定性もかなり高次元でバランス。加えて動力性能も、ICE車、ハイブリッド車問わず、低中速域のトルクが厚くセッティングされているため、非常に運転のしやすいクルマに仕上げられています。

直接的なライバルとなるトヨタのシエンタと比較してみても、こと走りの質に関していえばフリードが圧倒的なリードを築いていることは、乗り比べればすぐにわかるでしょう。運転がしやすく、よりフラットな乗り心地を得られるフリードは、同乗者の頭が振られない点からも、乗り物酔いがしにくく優しいクルマだといえます。

フリードの燃費/排気量

歴代フリードのカタログ燃費は次のとおりです。

【ガソリン車】

【ハイブリッド車】

初代は燃費計測方法が異なり単純に比較できないため、2代目・3代目に絞ってみてみると、2代目からのフルモデルチェンジの際、ガソリン車は燃費がやや下がり、ハイブリッド車は大幅に向上していることが分かります。

また、ライバル車「シエンタ(トヨタ)」の燃費が「18.3km/L(ガソリン車)」となっていることからも、3代目フリードのガソリン車は、燃費性能に特別優れるとはいえないのが現状です。フリード購入の際に燃費性能を重視するなら、ハイブリッド仕様を選ぶといいでしょう。

排気量はミニバンとしては控えめの「1,500cc」。これは初代から現行型まで変わっていません。排気量を大きくするとエンジン性能は上がりますが、自動車税の負担額も大きくなります。小さな排気量で維持費が安いのもフリードの魅力といえるでしょう。

フリードの人気グレード

フリードの買取価格はグレードによっても変わります。

特に査定アップしやすい人気グレードは次の4つです。

詳細をひとつずつ見ていきましょう。

1.モデューロX

「フリード モデューロX」は、ホンダ純正アクセサリーやカスタムパーツのブランド「ホンダアクセス」が手がけた専用パーツを装着し、スポーティさと上質感を両立したコンプリートカーです。

専用のフロントグリル、エアロパーツ、15インチアルミホイール、LEDフォグライトが装備されています。また、チューニングサスペンションにより、凹凸のある悪路でも快適な乗り心地を実現しました。

室内はブラック基調で「Modulo X」のロゴ入りシートとフロアマット、専用本革巻ステアリングホイールなどが高級感を高めています。

以前は「モデューロX ホンダセンシング」という名称で、ホンダセンシング搭載であることが分かるようになっていました。しかしホンダセンシングは2019年のマイナーチェンジの際にフリード全車で標準装備となり、グレード名からはその名称が消えました。

ホンダセンシングとは、ホンダが開発した「ADAS(先進安全運転支援システム)」のことで、車体の各所に搭載されたセンサーで周囲の状況を感知し、乗員を様々な危険から守ります。

2.クロスター

「フリード クロスター」はSUV風のデザインを取り入れたモデルです。

2019年10月に追加され、最新の3代目でも引き続きラインナップされています。

専用のフロントグリル、バンパー、アルミホイールを装備。内装シートには撥水・撥油加工(水や油をはじく効果のこと)が施されているため、キャンプやアウトドアに最適です。

2代目では、セカンドシートがセパレートタイプになる3列シート6人乗りの「フリード」と、セカンドシートがベンチタイプの2列シート5人乗り「フリード+」の両方から選択ができました。

最新の3代目では、6人乗りと5人乗りが選べることに加え、ハイブリッド、FF、4WDがそれぞれチョイスできるようになっています。

人気モデルのため買取価格も高く、エントリー車と比較すると「80万円」ほどの差が出ます。

3.エアロモデル

「エアロモデル」は初代フリード(2008〜2014年)にラインナップされていたモデルです。

エントリー車の「G」にエアロパーツを装着したもので、スポーティな見た目と走りが楽しめます。

その他、パワースライドドア、スマートキー、ファブリックコンビシート、本革巻きステアリングホイールなど「G」にはない装備も追加されています。

フリードの人気カラー

フリードでよく選ばれる色は「白・黒・青・グレー・シルバー」です。

たとえば歴代フリードでは、次のような色が人気でした。

特にベーシックカラーの「白・黒」は中古車市場での需要も高く、プラス査定が期待できます。

なお、現行型では定番の白のほか「フィヨルドミスト・パール(薄い青)」「ソニックグレー・パール(やや濃い目のグレー)」なども人気色です。

フリードの人気オプション

オプションの有無も査定額に影響します。

フリードに付いていると有利なオプションは「ホンダセンシング」「純正ナビ」の2つです。

ひとつずつ詳細を見ていきましょう。

1.ホンダセンシング

ホンダセンシングとは、ホンダ車に搭載されるADAS(先進安全運転支援システム)です。

2024年現在「衝突軽減ブレーキ」「誤発進抑制機能」など、状況に応じた18の機能が提供されています。子どもを乗せる機会も多いフリードには必須装備といえるでしょう。

現行型では全車に標準装備されていますが、2代目前期(2016年9月〜2019年9月)のエントリー車「G」には、メーカーオプションでしか付けられませんでした。

そのため、上記期間の「G」にホンダセンシングが装備されていると査定アップが期待できます。

2.純正ナビ

メーカーの純正ナビもプラス査定されるオプションです。

購入費用が高額(20〜30万円)のため高級感が出る、インテリアに自然に馴染む、クルマの機能と連動させて使えるなどのメリットがあるためです。

問題なく使える良好な状態であれば買取価格アップが期待できるでしょう。

取扱説明書、地図データの入ったSDカードなどの付属品が揃っていると、さらに評価は上がります。

 

 

 

 

 

 

コラム編集部
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